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鎌倉日記36・・・鶴岡八幡宮

2018年01月07日 11時41分45秒 | 鎌倉日記

好天の三連休初日、混雑を承知で鎌倉へ行く。昨年に続いて、鎌倉散策の始まりは鶴岡八幡宮と決めている。

案の定参拝客は長蛇の列で、本殿階段下の舞殿手前で入場制限がなされていた。平常なら、いつでも来られるからと敬遠してしまうところだが、新年祈願の目的できたので40分ほど並んで待つ。

孫の高校受験や仏像写真展のことは、行きつけのお寺の初詣で祈願してあったので、ここでは家族全員の健康ひとつに集中して祈願した。

今年初のおみくじは末吉で、運勢欄は次のとおり。小さな事に囚われず、執着心を捨てて生きなさいと言われているように感じた。また、凶を引かなくてホッとした。

世間は広い。又長く遠く涯もない。その中に充ち足るものは小さな己の体の中に包んでいる心である。この事を知って今のこだわりを捨て去って下さい。運勢はきっと開けて来る。

同じ境内にある鎌倉国宝館に立ち寄る。常設の仏像のほかに、北斎と肉筆浮世絵展をやっていた。美人画をはじめ北斎漫画も見られて、氏家浮世絵コレクションの至宝の数々を堪能した。

しかし、鎌倉国宝館に何度も足を運ぶのは仏像拝観が目的。展示室中央には、国宝館所蔵の薬師三尊像と十二神将がおられる。平安時代から江戸時代に作られた立像群で、もともとは鎌倉大町の薬師堂に安置されていたものと書かれていた。

そのほか、浄智寺の地蔵菩薩坐像や円応寺の初江王坐像など、国の重要文化財11体、県や市の指定文化財などが展示されていて、各寺では拝観出来ない仏像が間近に見られていい。今日はここ八幡宮境内にゆっくり佇んで、身も心も洗われた気分がした。30/1/6



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