今朝の朝日新聞に16歳の公認会計士試験合格者の記事が出ていた。この試験の合格率は8%と超難関、16歳の夜間高校生が合格とは恐れ入った。十代で活躍する人は、ゴルフやスケートなどスポーツの世界でも沢山出てきているし、いまや珍しいことでもないが、こういう頭脳試験で十代の人が超難関試験を突破することはあまり聞かない。
しかし、資格試験に合格しても就職難の時代である。公認会計士は、合格しても実務補習、2年以上の業務補助、会計士協会の統一考査を経て初めて公認会計士としての合格登録が出来るそうで、この不況のなか仕事につけない人も多いようである。税理士試験などに合格して独立開業しても、飯を食っていくには大変な時代である。少し前に、中国では弁護士や医師が仕事がなくて自殺する人もいるという。好景気の中国でなぜと信じ難いが、日本では深刻な問題である。
資格試験といえば、昨日クレペリン検査判定資格について書いた。私も若い頃は会社の支援もあってよく勉強したし、若い頃は資格試験も易しく合格率が高かったせいもあり、仕事に関連する様々な資格もとった。何より一番早かったのは運転免許で、受験資格年令直後の昭和35年8月16歳で自動二輪、昭和37年1月17歳で普通自動車の免許を取った。普通自動車のときは、2週間の自動車学校随時コースで1週間後に受験して受かってしまったほど運転に慣れていた!?。生家の軽三輪車を近所で無資格で乗りまわしていたのである。
それから20歳のとき宅地建物取引主任者の資格をとり、その後衛生管理者なども取得して仕事に役に立ったこともある。信託銀行という職場での様々な実務経験も、それにかかわる検定試験にチャレンジして合格も出来た。財務、法務、税務、証券、外国為替などの合格証書は三十歳前後に集中している。27歳で前妻を亡くしたあとで、自棄になって酒ばかり飲んでいた時代でもあったが、28歳で商科短大夜間部に入学したり、遮二無二勉強もしていた時代でもあった。今は運転免許以外役立つものは何もないが、資格は勉強の証でもあり、懐かしいものである。
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