ハンバーガーストリート・YM氏より、もたらされた西日本のバーガー店情報によると
京都一乗寺の「トムズカフェ」が今週末で一時閉店し、リノベーションをされるとのことであった。
それでは「私が大阪行きの便で、ちょこっと顔を出してみましょう」という事になったのです。
そんな事情で記事の方は、今回も「HAMBURGER STREET」とコラボさせて頂くことになります。
トムズカフェは元、簾職人の作業場だった建物を、気に入ったトムさんが、買い取ったのち
英会話教師の傍ら、一年を掛けて一人で作り上げた店だったのですが、今回はどんな絵を描いて
いるのか、話を聞かせて頂ければ良いなという、野次馬的な意味合いの取材です。
鴨川東岸を北に上ル京阪電鉄を、出町柳で叡山電鉄に乗り換え、宮本武蔵の下り松決闘で有名
(前回観光済み)な一乗寺駅下車、桜の開花には未だ少し早い京都北部、前回も確か今頃だった。
駅を出て、右手が曼殊院道、恵文社一乗寺店前を過ぎ、東大路通を北上、人気ラーメン店「高安」
の行列を見て、向かい角を左折したら次の通りにトムズカフェが見えてきます。
お昼前の店内には奥様が一人、YM氏が前もって連絡をしてくれていたようで、初対面ながら
自己紹介をする事もなく、自然に話が始まる(これもブログ効果?の一つです)聞くとトム先生は
近くの英会話教室の方だとか。取りあえず、メニューを決める前にビールを頂こう。
とても見やすい手作りメニューを捲ると、食べたことの無い「ファヒタ」が目に留まる。
Fajita(ファヒタ)chiken¥800
(バーベキューしたチキン、オニオン、トマト、レタス、アボカド、チーズにサルサソース)
これをトルティーヤで包んで食べる、とある。
奥様によると、ステーキサンドと共に開店以来、不動の人気メニューだと教えて頂いた。
いわば「トムズカフェ」のルーツとも言えるメニューならば是非と、これに決定。
ヒューガルデンを飲みながら店内を眺めていると、ロナ嬢(トムさん家、長女)の絵に代えて
姉妹のモノクロ写真が壁に飾られている。英会話の先生達が帰国する際に託した洋書のラックも
位置が少し変わっていた。
「辛いのは、いくら辛くても大丈夫ですから」と言って受け取った何種類かの辛味調味料から
タバスコを選んで、全体に回し掛け、柔らかめのトルティーヤに包んで頂くと大きな春巻きのようだ。
デフォルトでもチリソースは使われているが、好みの辛味調味料を少し掛けた方が美味しいです。
ビールをもう一本という感じだったのですが、昼間から赤い顔をして電車に乗るのも恥ずかしくて
我慢したのです。ファヒタ、とてもビールに合いました>奥様へ
食べながら柱にピンで留められたカードを見ると、今回のリノべーションでは既に再オープンの
日時が6月18日18:00と決まっているようで「期限を決めておかないと、何時になるか分からない」と
話される奥様との「夫婦間の微妙なパワーバランス」が垣間見える答えでありました。
帰高後、tom'sブログを覗いてみると、早速、連休明けから工事に取りかかったトム先生の姿が
なんだか、とても楽しそうですね。
そんな次第で、6月のTOM SAWYERの冒険、いや、TOM BROWNの再築を楽しみにしております。
叶うなら今年の年末「弾丸日帰りツアー」に組み入れ出来ればと、考えております。
--shop data--
店名:トムズカフェ
所在:京都市左京区高野泉町1-23
電話:075-703-3711
営業:12:00~23:00 →リニューアル後は18:00~23:00に変更
定休:日曜・月曜