土佐Ｂ食倶楽部④前編「かもん亭」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※拡大


前略　のるぶ様


そんな次第で、何ヶ月も前から参加表明をされていたにも関わらず、持病で無く
突然、激痛に襲われた貴殿の心の痛みは幾ばくのものか、きっと体の痛みより
精神的な苦痛のほうが大きいのではと、お察し申し上げます。


その貴殿の苦痛に追い打ちをかけるようで、誠に申し訳けないのですが、立場
上、この夜の出来事を余すことの無いよう、詳細に、ご報告する義務があります
私の心情はきっと、理解して頂けるものと信じて、泣く泣く、一筆啓上させて頂き
たいと思います（笑）←笑ってるやん！


なお、画像については、美味しそうに撮れておりましても、それは貴殿への当て
付けでなく、私の普段の訓練の賜、或いは何事にも拘る、私のスタイルと「良い
意味」に取って頂けたら幸いでございます。









この夜の幹事は「福ちゃん」でした。この人も流石に高知のお店を余すことなく、食べ
歩いている経験豊富なデータベースの持ち主で、此処を選ばれた理由が良く解ります。
我々、土佐勤王党、いや、土佐Ｂ食倶楽部は美食で無く、あくまでも「Ｂ級」に拘った
会でありますので「店の格」に重きを置くのでは無く「安くて美味い」を提供してくれる
ような、お店を追いかけるところが信条であります。因みに会費は飲み放題含んで４千
５百円ということを踏まえて、この後のレポをご覧下さい。








先ずは「塩タタキ」から。
弥二朗、曰く、最近美味しい鰹に当たって無いやに申しておりましたが、今宵の鰹は
どうだったでしょう。私はその素材選別の感に敬服いたしました、野趣溢れる焼きの
見事さも相まって、味はグランド通りの「筒」のタタキを彷彿させるものであったと申せ
ましょう。







↑焼き岩かき

拳骨大のでかさ！で、ぷりっぷり。







↑朴葉焼き（味噌仕立て）

飛騨高山の郷土料理ですね、朴葉味噌をベースに宗安寺の畑で採れた自家製野菜
を乗せて焼いています。これが肉ならお値段が倍からするでしょうが、そげな物に用
は無いと、静かに主張するのが右端に写っている「生麩」、こんな「もっちもち」の麩は
始めて頂きました。







↑薬研（やげん）軟骨

やげん軟骨（鶏の胸骨の先端部分で、比較的柔らかい部位）
味がどうこうと言うよりも、そのコリコリ感を味わいます、カロリーはとても控えめ
でしょうが、味がありますよ。
添えられた「おさつ」は金柑やレモンで風味付けられています。
※薬研とは、先週「ごきげんボニートっ！」で佳世ちゃんが紹介していたあれです。







↑四万十のりと手長えびの揚げたの

手長えびの長～い手が口に刺さるという方、頭の方から口に入れて無いですか？
腰の曲がった方から食べて下さい。


そして、〆は冒頭画像の「たこキムチチャーハン」何を隠そう、私はこの御飯物が
一番美味しかったので最初にご紹介しました。先日、神戸の王寺で頂いた「飛子
炒飯」に似た、魚介類のだしが、良く効いたチャーハンだったので。


う～む、なごう、なってきたねえ、それじゃあ、二次会からは後は後編に続く……











--shop data--

店名：かもん亭
所在：高知県高知市はりまや町2丁目3-13（Yahoo！地図）
電話：088-885-0855
営業：17:30～25:00
定休：火曜