おっさんが出張に行ったのをいい事に
ゆる〜い時間を過ごしているずぼら主婦です。アヘ〜
さてはて、我が家と言えば主役の花子様を差し置いて
「アホな夫婦の生活」ばかりをお届け致しておりますが
実は文学少女だった(漫画も字があるから文学)
私の希望で、夏前にこんな場所へ行ってまいりました。
青森県五所川原市(旧金木町)にある
旧津島家新座敷 太宰治疎開の家
生家の斜陽館は訪れたことがあるので
偶然見つけた、こちらに思い付きで入ってみた。
こちらからは入れずに、表の商店街通りの商店の奥から入るらしい。
こんな素敵な焼き物を展示しているお店の店主の方が
500円の入館料で細々と管理しているらしい。
かわいい猫のランプ😍
「ほっ、ほっ、ほしい…」
おっさん「値段、値段」
「げっ!財布逆さにしても買えん」
「あー、これで親子丼もいいな〜 (≧∇≦)」(庶民よのぅ…)
おっさん「値段、値段」
「ちっ!ケチな男だよ…まったく」
こんなお店の奥に先程の新座敷の入り口がつながっており
明るい爽やかな40代前半と思しき男性の店主が案内して下さった。
中に入ると地元愛と太宰愛に溢れた店主の方が熱く語ってくださる。
店主「この庭は、昔は斜陽館まで繋がっていたそうです。
兄の文治は、戦後の農地改革で地主制度が廃止になり
母屋は手放して、離れだったこの新座敷をここへ曳家して
住んだそうです。」
私 「ほへー、凄い面積ですね。権力も財力も相当だったんでしょうね。」
店主「ええ、そんな新興地主の身分がイヤで左翼運動への傾倒や不品行を
繰り返していたんでしょうね。勘当同然だった太宰が許されて
この家で書かれたのが、パンドラの匣や、庭、嘘、親と言う二字、貨幣
などなどですね。23冊ぐらい書かれたみたいです。」
私「あー、そ、それ…そうなんですか〜 あの有名な… 」
ごめんなさい…私、走れメロスと斜陽と津軽をサラッと読んだだけの
元、偽文学少女なんですぅ…お代官様許してくだされ…🙇♀️
こんなマイナーな建物に訪れるくらいだから
熱心なファンかと思うよね…(−_−;)
ここはおっさんに… って、もうしれっと先に逃げやがった!!
まぁ、文学のブの字にも触れて来なかった
おっさんに振るのは酷ってもんか…
そこは察した店主さんが
「あー、つい熱くなり過ぎてしまって、後は自由にご覧になって下さい。」
お若いのに出来た方でした。🥺
奥へ進むと、仄暗い建物に先程販売していたランプが
いい感じに道先を案内してくれる。
回廊の様な廊下
二間続きの立派な和室
回廊を曲がると、外から見えていた玄関がある。
玄関側からの眺め
しかし、この田舎にこの洒落た廊下の床
洋間も豪華(語彙力なさすぎ…)
この田舎で大正11年にこんな小洒落た物を
離れにつくる財力よ…
洋間のサンルームの外観
ここで太宰が執筆していたらしい。
テーブルも火鉢もそのままで「座ってもいいですよ」
と勧められたけど、ちょっと寒気が走ったので
やめておきました。😓
久しぶりに文学に触れた様な気になったお出かけでした。(どこら辺が?)
しかし、あのおっさんがメロスなら絶対帰ってこないな… 🙅♂️
そんな日のランチ
ぎゃー、ラーメンもあったんだけど撮り忘れ
この不思議な食べ物は「若生いのおにぎり」
昆布の若者をご飯に巻いたもの
初めて食べた時は「まずい…」と思ったけど
数回食べるうちに慣れてくるお味。
津軽半島の食べ物です。
今日の主
「シャリシャリシャリ」
お食事中の方ごめんなさい(>人<;)
「よこっら、しょーいち」
「クンクンクンクン」
「したで…」
「あのー、いちいち報告しなくていいんですけど…」
「すりすり」
「どうしました?」
「鼻にな…ちびぃっとな…」
「ついたんですね…」
こんなでした…🥺
今週も訪問して下さって有り難うございました。🤗
寒暖差が酷いですが、体調に気をつけてお過ごし下さい。☺️