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味の旅韓国、ブテチゲ

2024-11-27 04:59:52 | 日記


太平洋戦争の末期、日本の敗北が濃厚となると、金九(キムク)ら、民族派の

主力は、アメリカで、亡命政権を立ち上げます。

アメリカは、早く戦争を終わらせるために、ソ連に、参入をうながしました。

ソ連は、朝鮮半島に既得権を売る目的で、当時の日ソ不戦協定を一方的に破棄

して満州に侵入します。

やがて、日本の無条件降伏で、終戦となりました。

金九らは、当然、自分たちの朝鮮政府を樹立できるものと思って、帰国しまし

たが、そうはなりませんでした。

米ソの間で、朝鮮半島分割統治がきまっていました。

南朝鮮は、米国の委託統治となってしまったのです。

独立の夢に破れた金九は、失望して、北朝鮮の民族派をたよって、脱出します

が、迫害されて、しまいました。

この辺の経緯は、井上靖の「北の詩人」に詳しいです。

本論に入りましょう。

ブテ:部隊、軍隊、

チゲ:鍋

軍隊鍋ですね。

当時の朝鮮は、酷い食糧難でした。

腹が減っては戦は出来ぬ。

米軍は、軍隊の物資を放出して、対応しました。

安い魚肉ソーセージ、豚肉などです。

野菜や、スパゲッティーなどと煮込んだ鍋料理を食べさせたのでした。

やがて退役した兵隊たちは、その味が忘れられず、ブテチゲの店を開きまし

た。

これが普及していったのです。

男の料理ブテチゲです。




















激辛ラーメンのスープの素をいれて、出来上がりです。