今年3月11日の東日本大地震は、本当に恐ろしい地震でした。地震直後は、目の前に起きた状況、自分の目を疑いました。
我が家は、食器棚や本棚は倒れ、壁のひび割れ、停電に断水、井戸水ポンプの故障とイロイロなものが壊れました。 震災後のバタバタに加え、子供の小学校入学準備、二人の子供とも、一時体調を崩し、忙しく過ごしました。
そんな事で、すっかりブログをご無沙汰してしまいました。震災後から3ヶ月頃の気持ちを下記に記します。
地震時は、下の子のプール教室で、ガラス越しで私は子供の水泳を見ていました。
初めの揺れで、先生が急いで出なさいと言って皆を集めた直後には、揺れが強くなり、私も立っていられないほどでした。プールは、海のよう、大きく渦巻きながら高く波立ち、天井もグラグラと波打ってました。恐ろしい有様でした。
裸状態で外に避難した子供は不安顔で、ボー然と立っていて、近くに駆け寄り抱きしめると急に泣き出しました。
何日かたった後に、プールの状態を改めて見たら、愕然としました。
子供の地震直前までいた場所の天井板が落ちていたのです。もし、すぐに避難させてくれた先生の素早い判断がなかったら、うちの子は大怪我か、又は命を落としていたかも知れません。
今でも私は何度もその地震時の情景が目に浮かび、身震いします。子供も相当、心に衝撃を受けたようで、しばらく下の子は、他の部屋に一人ではいけませんでした。トラウマになっている子供をどのようにして癒してあげられるか?とにかく落ち着くまで時間も必要でした。
テレビで映し出される、崩壊された家を見ると、津波の恐ろしさに驚愕し、何か全てをくつがえされたように感じました。
津波で家や車が飲み込まれていく場面を見る度に、特に東北被災された方の無念や心の傷は、どのようにして癒されてゆくのだろうかと、ずっと思っています。自然災害を前に自分の無力さを感じてしまいます。
今年の桜の花の咲く姿は、ひとしお感慨深く感じられました!楚々とした姿で咲く桜が、力強く感じられました。花も虫たちも変わりない姿で、生きているのだと改めて思いました。
地震後も、大雨暴風の災害で、山道がふさがれた場所もありました。風景も他また全て、一期一会、大切にしていきたいですね。
(時期外れの桜の写真ですが、野口英世が幼少の頃遊んだ、城の址から眺めた、裏磐梯!感慨深い情景を思い出したので・・・!! 桜が満開で美しかったです
、小さい写真は、猪苗代湖サイクリングコースで、青い花は「ヤマエンゴサク」、隣が水芭蕉、いずれも福島での撮影。クリックすると写真を見られます
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