もんもんとこのままで?!

もんもんと考えてしまうことについて、
これからも、もんもんと考えていくならば!
記録していこうと思いまして。

安倍晋三さんの国葬に、安倍さんをしのぶ意味でも、あのアベノマスクを活用してはいかがだろう

2022-08-16 22:13:35 | 日記

2022年8月某日、知り合いが、思い付きまして、いい案だと思うので、ご紹介いたします。

安倍晋三さんの国葬にふさわしい案です。

国葬に来られる方々に、安倍晋三さんの思いがつまっている、あのアベノマスクを、持って帰っていただくのです。

両手に持てるだけたくさん。なるべく大きなマイバックをご持参いただいて。

きっと、さまざまな地域からいらっしゃるでしょうから、地元に帰ってから、知人に配っていただくのも、いいでしょう。

また、通常、菊の花など、お花が、お葬式では飾られますし、献花されたりもしますが、菊のお花などではなく、

これも、アベノマスクを、クシュっとさせて、造花のようにして、お花の代わりにしてはどうか、と。

 

在庫として残っている、あのアベノマスクを、どうするのかが、時々、取り沙汰されますが、

そうやって使うことで、ご自分のなさったことを、参列の方々から偲ばれると思えば、

安倍さんも、嬉しいでしょうね。

 

(知り合い自身は、国葬に使う分の費用を、他の困っているところに使ったほうが、いいのでは、と思うものの、行うのであれば、なるべく、こういった風にして欲しい、という案を思いついたとのことなのですが。)

 

そんな知り合いの思い付きを、ここに書き留めつつ、私も、1つ思いつきました。

お葬式に、香典と香典返しという習慣がありますね。

安倍晋三さんの国葬にも適用させて、

お葬式に招かれて、参加する方々に、あらかじめ、香典用の専用の口座を設けて、

国葬に係わる費用(準備にかかる費用も当日の費用も警備にかかる人件費も、全て含めて)を、参加者で、

均等に割って、講座に振り込んでもらうようにするのです。

そして、香典返しは、アベノマスクを、持てるだけ、たくさん、どうぞ、と。

そして、そのお香典の金額に相当する分を使って、現在、貧しくて日々のクーラーの電気代にも困っている方々に、振り込むのです。

アベノマスクは有意義に使われ、また、費用に対する心配の声も、和らぐのではないでしょうか。


食の安全保障・食糧危機は、もっと長い目で見た取り組みが必要

2022-07-18 19:42:37 | 日記

食の安全保障・食糧危機、ウクライナのことからこちら、異常気象や円安、肥料や農薬の価格高騰など、

心配になってきてる方に、ぴったりの、講座がありました。

食と農について、長期的な転換を始めようと提言している、福島大学の金子先生の講義。

そのご専門では、第一人者の教授のお話が、無料できくことができるのは嬉しいです。

2022年7月29日(金)18:30~だから、まだ、申し込み、間に合いますね。

下記に、詳細・申し込みを、貼りつけておきましょう。

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「いのちの始まりから考えるこどものしあわせ」講座    ―今年は「食」をキーワードに―

フライヤー:https://forms.gle/39ayN6HBE3s5xsG3A (こちらの、第2講義の方ですね)

第1講義《子ども食堂と私たちの地域・社会》基調講演:湯浅誠氏

第2講義《耕さない農業で私達の食を見直す―保全農法による土壌の保全と気候変動対策―》

(こちらの、第2講義の方ですね)

2022年7月29日(金)18:30~20:30(18:10開場)

開催方法:Zoom又は会場での視聴 
※参加費無料(メイン会場は資料代500円ただし学生は資料代無料)

申し込みURL:以下の申し込みページの、第2講義の方ですね。

https://forms.gle/ntnEC6zYhSVZVRUa9

視聴場所:としま区民センター6F会議室601~602(東京都豊島区)

《講師》 金子信博先生  福島大学農学群食農学類教授

《内容》

1.近代農法と緑の革命
2.工業的農業と工業的な食
3.保全農法による農と食の転換

講師紹介:保全農法が土壌の劣化を防ぎ温室効果ガス対策となることを科学的に提言。

土壌生態学 の草分け的存在であり、土壌生態学に関する日本で初めての教科書を執筆。

世界の研究者と地球規模土壌生物多様性イニシアチブ(Global Soil Biodiversity Initiative)の活動を進めている。

日本で初めての「アグロエコロジー・プログラム」を新設の福島大学大学院食農科学研究科(仮称)で開設予定(設置申請中)。


新型コロナ用のワクチンにより体内で産生されたスパイクたんぱく質は、体外に排出されるか?

2021-09-20 22:45:13 | 日記

2021年9月17日現在、首相官邸や厚生労働省によると、新型コロナウイルスのワクチン接種は、総人口の53.1%、6720万人が2回完了しているとのことです。

人口の半分以上!自分の職場では、7割強が、ワクチン接種済みです。

 

さて、今回は、ずっと疑問だった、

『新型コロナ用のワクチンにより体内で産生されたスパイクたんぱく質は、体外に排出されるか?』

について、ネットで検索してみました。・・・・が、・・・・パッと探したものの、情報が、出てきません、、、、、。

しょうがないので、自分で、生体内でどんなことが起こりえるか推測してみることにしました。

 

とある医薬品は、ほとんどが尿中や糞便中に排出されるものの、ほんの少し、唾液にも排出されることが知られています。その唾液が、しゃべって、飛沫となれば、そこに、その医薬品が含まれて、「体外に排出」という形になります。

 

新型コロナウイルス自体は、体内で増殖して、唾液や気道分泌液や鼻汁にもでてきて、飛沫となって、体外に排出されることは、もう有名だと思います。

 

では、新型コロナ用のワクチンにより体内で産生されたスパイクたんぱく質は?

体内で、作られた後、どうなっているのでしょうか。

 

ちなみに、「ワクチン打った人から、スパイクたんぱくがでてくるはずがない」と断言している人が、ネット上でいましたが、「ないことを証明する」って、とても難しいのですよね、、、。

 

サンプルを採取して、測定してみたくとも、少量だと、検出できない可能性も高いので、「本当にない」は、証明が難しいものです。断言している人は、どんなデータを見て、断言しているのだろうか、、、ナゾです。

 

また、「ワクチン打った人から、スパイクたんぱくが体外に排出される」とネット上で言っている人が、実際にワクチン打った人の汗や唾液(唾液に入っていれば、飛沫に入っていることになり、ウイルスと同じく、体外に排出されることになります)を検査したデータを提示してくれているかというと、それもなく、日本語サイトを見た限りでは、見つからず、です。

 

実際、ワクチン打った人から、唾液や汗や呼気を接取して、測定するには、検査技術を開発しなきゃいけないだろうし、そういうのはお金かかるし、今、国は、基礎研究にお金だしてくれにくいしで、まあ、なかなか、取り上げてくれなさそうです。

 

そこで、「排出される可能性はあるか、ないか」を、今調べられる限りの知識でもって、検討してみます。

 

まず、ワクチンは、体のどこまで、行き届くか。ワクチンから作られるスパイクタンパク質は、体のどこまで行き届くか。を、考えてみます。

 

今(2021年9月現在)使われているワクチンは、自己の体に、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクたんぱく部分に似せた(株が違うと、多少、違いもあるでしょう)スパイクたんぱく質を作らせ、そのスパイクたんぱく質対して、自己の免疫に、抗体を作らせる、というものだそうです。

ちなみに、ワクチンは、うった腕と脇のリンパ(免疫をガンガン作ってくれる)だけでなく、全身(頭部は、血液脳関門がブロックするかも?しかし、mRNAを脂質コーティングしてあったり、安全なウイルスに抗体を作らせる情報を持たせて送りこんだりしているので、頭部にも、行き届きそうな気がします)に、ゆきわたるようです。

(とりあえず、ファイザーのは、ファイザーの資料に、「うった周辺に一番多く存在するが、そこ以外にも、肝臓にも行くし、ほんの少しだが、脾臓、腎臓、卵巣にもワクチンが届いているようだ」という意味合いの試験結果があったので、血液のあるところには、全て届くと予想します。世界の文献を調べれば、きっと、詳しくわかると思いますが、、、どなたか、調べていただけると嬉しい、、、、。)

そして、作り出されるスパイクたんぱく質は全身に存在することになりそうです。

(少なくとも、脳以外は全身を巡ると予想されます。脳内でも理論上、ワクチンが脳内に届いていれば、脳内でスパイクたんぱく質を作ることができるので、体から脳へ循環しなくても、脳内に存在すると予想されます。免疫は全身に存在しますから。)

 

では、ワクチンが作りだす、スパイクたんぱく質は、どのくらいの期間作られ続けるのか、や、どのくらいの間、体内を巡っているのか?というと、これがまた、データが探せない!!!(2024年4月8日時点では、どうやら長いと3か月~半年近く、スパイクタンパク質は、体内で作られ続ける人がいる、ということが分かってきました。)

 

なので、調べて、推測してみます。

ファイザーやモデルナのmRNAワクチンのmRNAは、数日で体内から消えていくようです。(アストラゼネカのベクターワクチンの場合はまだ知らべておりません。)

 

そもそも、作られる抗体って、どんなもの?調べます。

 

抗体は免疫グロブリン(γ-グロブリン)というたんぱく質だそうです。IgG、IgA、IgM など、5種類あります。

● IgMは、5個のサブユニットからなり(5量体)、分子量約90万の大きな抗体。初感染時、最初にグッと増えて対応し、その時の情報により、再感染時用に、IgGが、作りだされる。分子量が大きいので、胎盤から胎児に移行することはない。IgMの半減期は約5日。

● IgAは、分子量17万で、2量体の形(分子量34万)で、分子量が小さいので、胎盤から胎児に移行することができる。IgMが対応したあと、わりとすぐに追って作りだされる。唾液、鼻汁、気道粘液、消化管分泌、乳汁、の中に、目や鼻、腸内といった全身の粘膜表面に存在し、ヘルパーT細胞から、「これを排除して!」と指令がくると、たくさん産生されて、病原体に取り付いて、動きにくくさせる。そして、侵入を拒み便で排出するか、または、マクロファージ(白血球のうちの1つで、病原体を食べて分解してくれる)に食べてもらう。半減期は約5日。

● IgGは、分子量15万で、分子量が小さいので、胎盤から胎児に移行することができる。IgMが対応したあと、ちょっとしてから、IgMが消えたあとも、長め(インフルエンザウイルスなら2~3か月だが、麻疹のように何十年のタイプもある)に存在し、相手を覚えておき、再感染時に対応できるようにしておく。血中で最も多く存在し、免疫グロブリンの約80%を占める。半減期は、サブクラスによって異なり7~23日にわたる。

● IgEは、分子量19万で、即時型アレルギーに関与。感染への防御的役割は低い。(花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに関与。)➡これは、今回は関係なさそうです。

 

ここまでは、わかりました。

ワクチンによって体内で作られたスパイクたんぱく質に対して、抗体が作られるからには、この抗体が、スパイクタンパク質を抗原・異物として認識して、抗原を捕まえて悪さができないようにし、あとは、捕まえたスパイクタンパク質を、貪食細胞(キラーT細胞やNK(ナチュラルキラー)細胞やマクロファージ)が食べていく(取り込まれて、分解される)と考えられます。

 

つまり、ワクチンによって作られたスパイクたんぱく質は、貪食細胞に取り込まれ、分解されていく。

 

しかし、ウイルスも、初期は、分解されるスピードより、増殖するウイルスの方が多いから、唾液や鼻水にウイルスが含まれていくわけで、スパイクたんぱく質も、作られ始めた初期や、初期の量が多い時ほど、貪食のスピードがしばらく追いつかない可能性はある。それでも、IgMができて、更にIgGの量が十分に上がってくる頃には、ほぼ貪食しつくされていると思われます。

十分な抗体が出来上がるのは10日~2週間。というわけで、つまり、産生されたスパイクタンパク質は、遅くとも、10~2週間くらいで、貪食され分解されつくして、体内から消えるように思えます。(早ければ、数日~1週間くらい?作られるスパイクたんぱく質の量が、少なすぎると、ちゃんと抗体が出来上がらない気もします。)(2024年4月8日時点では、そもそも、スパイクタンパク質が3か月~半年近く、作り続けられている(又は残っている)ことが分かってきました。脳内にもです。)

※余談ですが、ワクチンにより作り出す、「新型コロナ用スパイクたんぱく質に対するIgG抗体」は、今の新型コロナのワクチンの場合、少なくとも数か月は全身にしっかり存在するようです。(ちなみに、抗体が減っても、メモリーB細胞やメモリーT細胞が、いて覚えていてくれれば、また抗原(スパイクタンパク質)がやってきた時、再度、抗体を作り始めてくれるそうです。)

 

とりあえず、

「遅くとも、産生されたスパイクタンパク質は、10~2週間くらいで、分解され終わるであろう」

ここまできました。

 

次は、「この間、体外に排出されるか?」です。道のりが長い!

 

まず、スパイクタンパク質は、たんぱく質です。では、血中には、常にたんぱく質が流れており、それらは、

体外に排出されているか?です。

調べました。まず、血液中のたんぱく質が、唾液や汗にでてくるか、です。

 

血液中に存在するたんぱく質「血漿タンパク質」の中では、アルブミンという糖たんぱく質がメインなのですが、そのアルブミンの分子量は約6万。そして、抗体は、たんぱく質とのこと。血液中に一番存在する抗体の、IgG抗体の分子量は約15万。スパイクたんぱく質の分子量は18万。IgAは、分子量17万で、2量体の形(分子量34万)で存在。このIgAは、腸管内だけでなく、ありとあらゆる粘膜上に分泌されているとのことで、唾液にも分泌されています。

インフルエンザウイルスもコロナウイルスも、飛沫に乗って、他者に感染するので、これらは唾液にも分布しているわけで、IgAも、唾液に乗って、飛沫に含まれると考えます。

そんなわけで、分子量34万の糖たんぱく質であるIgA抗体が唾液にでるのだから、分子量18万のスパイクタンパク質も、唾液にでてきて、飛沫に含まれる可能性は、ある、と思うのです。まだ、「可能性がある」というだけですけど。

ちなみに、コロナウイルスの重さは、1個で1×10のマイナス6乗ナノグラムくらいらしいんですが、スパイクたんぱく質は、分子量15万で、1個の質量150kDaであり、これを計算すると、だいたい、1個で、3×10のマイナス10乗ナノグラムなので、コロナウイルスに比べてとても小さくて軽いです。

そして、たんぱく質は、空気中で安定です。ドラックストアに、筋肉をつけたい人用に、プロテインの粉末が売っていますよね。つまり、あれは、たんぱく質の粉です。たんぱく質は、大量に、常温で、保管できるくらい、安定なのです。

小さくて軽くて安定だから、もし飛沫に含まれてたら、飛沫より、さらに細かいエアゾルとなって、空気感染並みに、ふよふよ遠くまで漂っていることができると想像します。

 

でも、それが、どのくらいの量なのか、は、ナゾです。

 

もし、市販の抗原検査キットが、ウイルスのスパイクたんぱく質をターゲットにしているのなら、

唾液にワクチン由来のスパイクたんぱく質が大量に含まれていれば、検査キットは陽性になるのではないか、と思うのですが、市販の抗原検査キットが、何をターゲットにした商品か、いまいち、わからず、使えず。

 

まあそれでも、身近に、これから、新型コロナワクチン接種する人がいたら、抗原検査を、2日目、3日目、10日目に、してみていただいて、ためしてみたいところです。

 

以上、スパイクタンパク質が、体外に排出されるかどうかは、「今は、まだわからない、言えない」でした。

 

ちなみに、私、理系ではありますが、4年制理系医療系大学を卒業して、だいぶ経つので、分子量と質量kDaと質量μgの換算など、初めて触れる知識もあり、調べるのに難渋いたしました、、、。

 

追記:

「ウイルスによる永久不妊・ワクチンによる永久不妊」はデマだとして(妊娠出産している方々がいるので)、「流産しやすくなる影響」のもデマだとして(変わらなかったと、報告が上がっているそうです)、「不妊になりやすくなる可能性がある」には、「絶対にある」とも「絶対にない」とも、まだ言えないはず。なぜなら、まだ、よくわからないはずなので。

疫学調査はこれからだと思います。

初期流産・流産自体は、実は、今も昔も、経験者は多く、日本は、ただでさえ出産の高齢化が進んでいるので、妊娠しにくい人も増えてるだろうし、流産の経験も、高頻度になってきているわけで、ワクチン接種やSARS-CoV-2感染によって、それらが増えるかどうかは、20代~30代前半の人に限って、今後、疫学調査をするか、又は、20~30代前半の人に限って、全世界的に疫学調査でもしない限りは、「まだ、わからない」が、正解だと思います。「可能性はない」とは、断言できないはずなので、「可能性はない」と断言する人は、知識不足又は調べ不足であり、信頼できない人と判断してよいでしょう。

ちなみに、ワクチン接種・非接種はさておいて、新型コロナ陽性の妊婦さんに、しっかり対応できる体制を作るのは、国と県と市町村の政治家の仕事ですから、早急に取り組んで欲しいところです。

最後に、個人で行うCOVID-19対処についての情報源として、以下のサイトが、とってもいいです。ウイルス学講座の教授なのに、「COVID-19の専門ではないので、言うべきではないかもしれませんが」と言っている、とても謙虚な感じが、かえって、信頼感を増します。ぜひ、のぞいてみてください。

https://jikei-tropmed2.wixsite.com/covid-19/what-s-corona


過去の薬害の2例について復習して考える

2021-06-24 20:14:46 | 日記

薬害と、その保障のされ方について、過去を復習してみました。

 

【サリドマイド事件】

現在、再発又は難治性の多発性骨髄腫の薬としてサリドマイドは存在しており、妊娠期間中の投与は重篤な胎児奇形又は流産・死産を起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には決して投与しないこと、となっています。

しかし、もともとのサリドマイドは、

1957年鎮静催眠剤として発売され、つわり止めにも使われました。

1960年胎児への影響に関するデータがないとし、認可しない国がある一方、世界40か国で使われました。

1961~1962年に胎児への影響についての報告と警告がドイツのDrから発せられ、日本でも販売中止。しかし、行政も、製薬会社も、回収や告知を積極的に対応しなませんでした。そのため、販売中止後も、被害が続きました。対応が後手に回っていた政府や製薬会社に対し、被害者側が国と製薬会社に賠償を求めたところ、国と製薬会社は因果関係と責任を否定。その後、因果関係と責任を認め、損害賠償に応じ、和解が訪れたのは、11年後の1974年。なんと、11年かかったのでした。

 

 

 

【薬害エイズ事件】

1983年 米国で加熱製剤認可

1983年 血友病患者団体が厚生省に安全な血液製剤供給を要望

問題視され、2年が立った1985年、輸入製材で感染した国内の血友病患者に関する初の報道があっても、危険な輸入製剤が使用され続けました。

1985年7月に厚生省より安全な加熱製剤が認可されましたが、それまでに出回っていた危険な非加熱製剤は回収すらされず、在庫がはけるまでという表現がぴったりくるくらい使用され続けたそうです。

結果として、国内の血友病患者の4割である約1800名がHIV感染しました。

(注:2021/9/20追記:初期はHIVについてまだ詳しくわかっていない時期だったので、避けようがなかったようですが、注意喚起がアメリカでなされ始めた後も、日本赤十字が当時まだ加熱製剤をつくる技術がなく、技術のある民間に委託するとなると、「血液を金で買う」という形になり、日本の世論は、「血を売る・買う」ことに対し、批判的であり、民間委託が難しかった、等、いろいろ事情はあったにせよ、世論に対しては、血友病の方々の治療の安全について、詳しく情報を伝えるなり、制度を作って民間委託するなり、やりようは、あっただろうに、と私は思います。)

 

当時はHIV治療法が確立されておらず(※)、その後の死亡者数は600人にのぼりました。またいわれのない偏見から差別を受けることも多かったのです。

(※現在は、完治はしませんが、しっかり一生、抗HIV約を服薬し続ければ、ほぼ非感染者同じ寿命を全うできるところまで、治療法が確立されました。しかし、現在も、偏見は問題として残っています。)

1988年「HIV薬害被害者の会」結成。国、製薬5社に対する賠償責任を問う

1996年 被告が責任を全面的にに認め和解が成立。国は被害者救済を図るため原告らと協議をしながら各種の恒久対策を実現させることを約束しました。

と、いうわけで、訴えてから8年かかっていますし、被害者が訴えないと何も動いていません。

 

 

と、いうわけで、いったん国が「副作用ではない」と表明した場合、問題があっても、それが認められるまで、被害者が裁判をして戦わないと、認められないし、8年10年と時間がかかった、という、日本の歴史があります。

 

ちなみに、現在の科学力でも、薬の構造や作用機序だけでは、催奇形性や流産死産の可能性を予測することは、出来ていませんし、全ての副作用を予測することも出来ません。

 

 

ちなみに、今回の新型コロナワクチンは、製薬会社は、「何が起きても責任を負わない」という約束をして、今回のワクチンを販売しています。(ファイザーもモデルナもアストラゼネカもです。)なので、製薬会社は正直では、あります。

 

「何が起こるか、まだ、全く自信はないけれど、作用機序的に、効果はあるはずですので、責任は負わないでいいと、約束してくれたら、売りますよ。」と、言って、売っているわけですから。

 

国は、「接種に伴って健康被害が生じた場合の健康被害救済制度について~迅速、円滑な運用に努めるなど~」と、言っていますが(厚生労働省サイトより)、

「これ、接種のせいかも~」と、上がった重篤な報告例・死亡例を、まだ、1例も、「因果関係を認められない」とのことで、まだ1例も、「健康被害救済制度の対象」となっていません。(2021年6月24日現在)

 

もちろん、本当に、ワクチンのせいではないかもしれませんが、

ワクチンのせいであっても、今の流れだと、きっと、民間で、騒いだり、集団訴訟を起こしたりしない限り、救済制度や保障の対象には、ならないのではないか、という思いを抱いてしまいます。

 

もちろん、どういう政治家を選ぶかどうかで、今後変わってくるとは思いますが。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

(2021/9/20加筆あり)


日本政府のいう「安心・安全」と新型コロナのワクチンについて考える

2021-06-24 18:27:02 | 日記

新型コロナウイルスのワクチンのリスクとベネフィットについて考える前に。

 

日本政府のいう「安心・安全」に、信頼が置けない、その理由。

 

それは、過去に基づいています。科学的な判断が甘すぎなのです。

 

まず、薬の安全性については、

薬害エイズ、

サリドマイド事件、

の2例を見てみると、判断の甘さがわかります。(記事参照

 

ただ、上記2例は、昔の話でしょう?と言われそうです。

 

しかし、直近でも、一番大きな、判断の甘さが露呈したことがあります。

東日本大震災の福島原発。(一時期は、東日本壊滅の可能性もあった。偶然、免れたが。)

ただ、このフクシマの前にも、

東海村JCO臨界事故 (死者が出た) があって、

うっかりや、過信によって、とても危険なもので、全く安全ではないのに、

「大丈夫です」と言い続けていたという、科学的判断の甘さ。

 

もちろん、政府が判断の参考にする科学者も、判断の甘い科学者のほうが、多いのでしょう。

「危険だ」と言い続けていた科学者は少ないかもしれませんが、以前からずっといたのに、

その意見はくみ取ってもらえなかったのですから。

 

私は理系大学を履修して、原子力の仕組みとそのコントロール力の限界を知って、原子力発電は、まだこの世の中では、未熟で危険な技術だと、思い知りました。そして、日本に、なぜ原子力発電所がこんなにたくさんあるのか、理解不能なまま、20年たっています。(福島原発の件があって10年以上たってなおです。)

世の中、少数派の科学的判断のほうが、正しいことがあるのだ、ということを、心底感じます。

まあ、人間は、天動説・地動説の話の昔から、多数派のほうが、間違っていることが、ありますよね。

 

そして、薬害に戻りますが、

日本の政府は、一度、「安全だ」と言ったことに対して、

間違いを認めるのには、被害者が、民間団体でもって、何年も頑張って訴訟して戦わないと、認められないし、損害賠償してもらえない、ということを、繰り返してきました。

 

もちろん、過去の他のワクチンによる、明らかな「ワクチンによる被害」は、保障されていますが、今回、

ワクチンのせいかどうか、とにかく新しいワクチン過ぎて、経験がないので、判断はつきにくいものです。

そして、体質が、そうすぐ変わるとは思いませんから、政府のいう「安全です」に、信頼を置きようがないのです。

 

かくして、自力で、安全性を調べなければならない、、、、、、。

そして、多数派と少数派の意見を両方、比べてみる必要もある、、、、。

 

そんなわけで、今、新型コロナウイルスのワクチンについて、調べているのですが、まだ、研究途中?

メーカーの製品説明のところに、詳しいデータがないのです。まだ。

 

ワクチンによって、免疫を作らせる「スパイクたんぱく質」が体内で作られ続けるのは、だいたい、何日間なのか、何か月なのか、何年なのか。

また、作られたスパイクタンパク質は、体内でどのくらい産生され、どこにどう拡散され、また、どう分解され(又は分解されずそのまま)、どのくらいの期間で、体内から消失されるのか。免疫反応を起こす場所は全身なのか、いくつかの特定の部位なのか。

そのくらいは、早く研究を進めて、分析して、結果を早く公表してもらいたいところです。

(2021年6月24日現在、まだ、不明。ちなみに、日本語サイトに関してだけです。でも、英語サイトでも、まだだと思います。)

 

そのくらいのデータすらないので、「完全に安全です」とは、言えないのですよね。

ちなみに、さすがに、言えないので、「接種は強制できませんよ。非接種者を差別(クビにするとか、配置転換するとか)してはいけませんよ」と、厚生労働省のサイトでも、表示されてますね。

そこは、素晴らしいと、評価します。まだまだよく分からないワクチンですから。

 

まあ、それでも、効果は、はっきりとありますし、年齢や病歴や生活環境によって、ワクチンの重篤な副反応より、新型コロナウイルス感染症にかかって重症化して死亡する可能性が高いよな、と判断する場合、ワクチン接種が無料で受けられるのは、とても助かる制度だと思ってます。

 

評価できないことといえば、現場が、「新型コロナのワクチンのせいでは?」と上げている死亡例の情報の中で、「そうですね」と厚生労働省に認定されている死亡例は、1つもないので、健康被害救済制度で保障が支払われた例は1例もないですね。(2021年6月24日現在。間違っていたらすみません。報告が膨大で。)

健康被害救済制度が設けられてますが、「検討した結果、認定されませんでした」と言われたらそれまでの制度なところが、悲しいところです。よくわかっていない部分のあるワクチンのことなのに、どう検討するのでしょう?判断基準すらまだできていませんよね?と言いたい。「まだよくわかっていないワクチンなので、ワクチンを接種して1か月以内の重篤な状態や死亡例は、原因を問わず、全ての方が救済対象です。」くらいにしてくれれば、まだ納得がいきます。

 

願わくば、「今のところ、まだ、接種しない」という判断をした人(子供含む)が、いやがらせや差別を受けないように、願っています。

そのためにも、「かかりつけ医での接種」や「集団接種の会場を自分で選べる」という制度は、とてもいいと思います。

そして、「学校での学生の集団接種」は、明らかに、誰が打ったか、打ってないかが、はっきりしてしまうので、今は、まだ、やめたほうがいいと思います。悲しいかな、いじめや仲間外れや不当な扱いが発生しないとも限らないので。

職場単位の場合は、実行する前に、十分、「差別しない」ことを、周知徹底させてからに、して欲しいですね。

 

 

ちなにみ、日本政府のいう「安心・安全のオリンピック」ですが、

日本政府の新型コロナウイルス感染症に対する「水際作戦」は、全く、機能していません。

熱中症対策も、どうなっていることやら。

実行力がないのか、資金力がないのか、やる気がないのか、人の安全なんで、なんとも思ってないのか、又はそのすべてなのか、ですね。穴だらけです。

 

ちなみに、オリンピックに学生をご招待するなら、教師に引率を強要するべきではないでしょうね。

教師だって熱中症になる危険がある季節に、オリンピックをやることにしたのですから。

教師のリスクを考えたら、教師に引率させるなんて、ひどい話だと思います。

しかも、学生に熱中症がでたら、その責任も、一部の心無い保護者から、糾弾されかねないというリスクつき。

 

熱中症対策も、学校に丸投げなんだろうな、、、、と思います。

 

まあ、そんなわけで、何か起こってから、「最善を尽くします」というんだろうな、と思います。

たとえば、オリンピック関連の集団で、クラスターが起きたときの、入院先・無症状者軽症者隔離先も、

「こう決めてあります」という発表はないですから。もうあと2か月なのに。

担当者くらいは、決めているといいんですが、、、、。

 

まあ、そんなわけで、日本政府のいう、「安心・安全」は、信頼できないのでした。実績が、寒い限りなので。

 

ここまで、お読みいただき、ありがとうございます。