ゴリラ🦍住職は
目の前の仏
だけに
集中する
どの様な生き方だったのか
《つれあい》は?
《子供》は?
《仕事》は?
《性格》《趣味》…
ゴリラ🦍住職は
表舞台で大変だが
大黒さんは
精神的に余裕がある裏方
仏の
全てを考えて
しまう
(幸せでしたね)
(辛かったですね)
(遺された方はこれから元気になるか
弱ってしまうか…
でも、女性は強いから)
仏よりも
家族全員をみて
幸せなら直ぐに忘れられる
そうでないと
一生忘れられない
ちょとだけ
自分で自分が可哀想になる
大黒さんの独り言
長男を歯医者🦷🪥に連れて行く寸前………
時間ギリギリにお客さんが来た
『女房の3回忌の塔婆をお願いします』
お客さんの事はよく覚えていた
お客さんは
お寺にあがって話がしたい様だったが
『すみません今から用事があるので………』
素直に伝えた
『そっか、そっか…じゃあ』帰って行った
……………
…………………….…
…………亡くなった妻は
健康診断を一度も受けず
癌と分かった時は手遅れだった
ウォーキングが大好きで病気がわかっても
自覚症状が無かった
ここまではよく聞く話である
大黒さんが覚えていたのは
施主である息子さんの
別れた妻が理由である
教員だった妻は心を病んだ
離婚し実家に2人の幼な子を連れて帰ったが
よく泊まりに来てたそうだ
ただ、
実家に帰るたび枕の下に
全財産の通帳、
印鑑を置いていく
何度、舅姑別れた夫が注意しても
来るたび置いていった
しばらくすると
彼女は自らに火をつけて亡くなった
…………これを
妻の35.49.100日法要の時聞いた
静かに静かに
下を向いて話してくれた…
『孫達とはそれ以来
会ってない』
あまりに辛く悲しい話である
歳を重ねると
泣かない
泣けなくなる
身をもって体験してる
実父が病院🏥で
最期を迎えようとしているのに
冷静である
チビを産む前
心筋梗塞で
親戚全員呼ばれた時は
泣いて
泣いて
集中治療室に通い続けた
10年後
チビを産んで
大黒さんになった今、
実父でありながら
あの世へ
送る人々と
同じに
なっている
旅立つであろう場所…
お寺の門番の妻、
大黒さんとして
恥ずかしくない日々を
落ち着いて
しっかり過ごす
冷たくなった…
いや、
強くなったものである
いつ何時
連絡があっても
動揺しない
泣かない
多分、泣かない
『昔から
お寺の人の言葉は
先生の言葉なんです
皆さん
納得する事しか言わない…
そう思ってるんです』
70代のおじいちゃん👴に言われた
そんな事…
ゴリラ🦍は大した事言えないし
大黒さんはこれっぽっちの人間だし
困ったな☹️…
化け猫被って
どうにかなる
もんじゃない
日々
目で見て
何を思うか
どう感じるか
それは
自分に当てはまっても
別の人には
どううつるか、、、
全てが
教科書である
師である
つねに
勉強である
お寺とは人生そのものである
大黒さんの独り言