青木文雄の 徒然なるままに

いつもの毎日面白く。ときどき映画。

ブラック・スワンを見て

2011年05月15日 | 映画

次男が役者をしている。時々息子のブログを見る。

ブログの中で、エネルギーを感じる文言があった。

「もっとよくなるはずだ」

舞台を振り返り、演技者として満足のいく技術を求めてる。

その文言はブログに繰り返しでてくる。

そこに演技者の「完璧」にたいする憧れ、思いが伝わってくる。

観客もまた、「完璧を求める」演技者には魅せられるものだ。

 

 

ブラック・スワン」の主人公である、バレエ・ダンサーのニナ

主宰者のルロイから清純な白鳥だけなら君を選ぶよと突き放されてしまう。

しかし、ニナはあることをきっかけに、プリマの座を射止める。

そこからニナの困難が始まる。ルロイが求める奔放な黒鳥が演じられない。

やがて、ニナは幻覚に襲われるようになる。

映像ではニナの幻覚なのか、現実なのか見ていてもわからない。

だが、その展開が「白鳥」と「黒鳥を」演じきれるのだろうかと、

サスペンスを見るように物語を高めて、観客をクライマックスに導く。

 

主演はナタリー・ポートマン。

「レオン」で少女マチルダを演じている。

 

個人的ランク ★★★☆☆