みなさんおはようございます。
第2回目ではペダルのお話をば。
皆様、マイペダルをお持ちでしょうか。
スティックを買った方は次に買うのはペダル!というケースが多いのではないかと思います。
ちなみに私はスティックより先にツインペダルを買った口です
さてこのペダルのセッティングについて今回は見ていきます。
おそらく皆様演奏する上で調整をどうしようかと気になるのは以下が多いのではないでしょうか。
①ビーターアングル/ビーターの長さ
②スプリングテンション
③フットボードの角度
①ビーターアングル/ビーターの長さ
ここは踏み心地・コントロールと音量に関わってきます。
弄ったことがある方は分かると思いますが、ビーターの角度をバスドラムから離したりビーターの長さを長くすると、普通に踏んだだけでもだいぶ音が大きくなります。
これはビーターのテイクバックが大きく取れるからですね。感覚的にわかるのではないかと思います。ただ一方、踏んでからヘッドに当たるまでのラグが出てきてしまいます。
逆にビーターの角度をバスドラムに近くしたりビーターの長さを短くすると踏んでからヘッドに当たるまでのラグは短くなりますが、音量が犠牲になりやすいです。
(この際、軽く踏んでから一瞬で離すことによってスプリングのテンションを利用し、テイクバックを稼ぎ音量を出すという方法もありますが、これはまた別の機会にでも…)
デスメタルやグラインドコア等、高速で踏みまくるドラマーさんはビーター角度を浅くしてトリガーで補っていることが多いようです。
ただこれは音量を補うということもありますが、常如何なる機材環境でも最適なキック音を出したいという考えもあるようです。
ちなみに私大佐は、ビーターの角度は標準の位置で、ビーターの長さをほんのり短くして使用することが多いです。
アコースティックな生演奏では異なりますが、ライブハウスではマイクを通すことが殆どなので、コントロールのしやすさを優先しております。
②スプリングテンション
これも人によってキツくするか緩めにするかバラバラですね。色々試されてみて自身の好みを見つけられると良いと思います。
ただ私の周囲では緩めにスプリングを設定する人が多いようです。ペダルによってはある程度スプリングテンションを作ってあげないとボードの戻りが見るからに遅くなるので、そこはご使用されているペダルと要相談でしょうか。
リバウンドの影響ももちろんありますが、イメージとしてはペダルを踏んで離す際、何となく足の裏に吸いつくような感覚になるぐらいのテンションがオススメです。
ただそのポイントを見つけるのが最初のうちは大変かもしれません。
あまりテンションを強くすると足に無駄な力が入って疲れてしまったりしますので、そこは上手く良い具合のテンションバランスを見つける必要があります。
(豆知識その1)
リハーサルスタジオのペダルのスプリングテンション、かなりキツめの設定がされていることが多いです。
これは酷使されてすぐテンションが緩くなってしまうことが影響しているかもしれません。
いつも特に調整されずに使用されている方は一度緩めてから使用してみると良いかもしれません。
また機会があれば解説しますが、リハーサルスタジオのバスドラム打面側ヘッドの貼り具合も往々にしてゆるゆるだったりすることが多いですね。
ここを調整するだけでも大分変わりますよ。
(豆知識その2)
ビーターのリバウンドを取るためにスプリングを外して連打するという練習方法があります。
もしかしたら皆さんも聞いたことがあるかもしれませんね。
別にこの練習だけを延々とする必要もないと思いますが、足でリバウンドを拾う感覚を養うために、トライしたことのない方はチャレンジされることをお勧めします。
③フットボードの角度
こちらも後回しにされがちですが演奏の感覚がだいぶ変わってまいります。
ペダルによってはビーター角度と連動して決まるもの、ビーター角度とは別に調整できるものがあります。
フットボードの角度を変えることで演奏のしやすい/しづらいは主にダブルキック時に出てくるのではないでしょうか。
アップダウン、スライド、ヒールトゥー、ダンスステップetc、、、
私個人としてはアップダウン時に角度の影響が演奏に出やすいため、最初にセットアップされている角度を維持して使用することが多いです。
ペダルに関してはまだまだ奥が深いので今回だけでは語りきれません。
ペダルの比較、選び方、踏み方、練習方法などなど、書きたいことは山ほどあるので、
続きはまたの機会に!
質問があればコメント欄へ!わかる範囲で回答します!
つづく。
エンディング:ゴルルゴンのオリジナル曲「dear my…」
第一回はこちら
ドラムのビーター 【連載】脱初心者!ドラム講座1
第三回はこちら
チューニングキー、イージーウィンガー
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