『南南東』に向かって！

今日は節分！

関西では昔からあった「かぶりつき」が全国区になったとか。
それも「恵方巻き」とかいうオシャレな言葉になって・・・。

いつごろから食べ初めていたかは思い出せないけど、節分には「巻き寿司」というのがいつもの定番だったよね。
母が一生懸命のり巻を作っているのがなんかうれしかったりなんかしたもの・・・。

私はというと、作れなくもないけどいつも買ってきてしまうな。
今日も阪神へ行って買ってきた。

この季節になると思い出すのが東京での出来事。
当時住んでいたところでおいしいと評判のお寿司屋さんがあって、
これから出前を頼むかも？と、とりあえず巻き寿司をお願いしてみようと思った。


お店に行って、「巻き寿司を２本お願いします。切らないでそのままで下さいね」と頼んだ。
「切らなくていいんだね？」
「ええ、今年のいい方角に向いてそのままかぶりつきますから・・・」と私。

「なんでそんなことするんだよ～？」
「関西ではそうやって節分に食べるんです！」
「関西っておかしいことやるんだね？考えらんないよ～、なぁ？」
と寿司屋のオヤジがお店にいた人たちに大きな声で言った。

私、そのころは今より若くて言いたいこともあまり言えないそんな子（？）だったから、
「バカにされたぁ～・・・」とお店を出た途端に涙が出てきた・・・悔し泣き。
今じゃ考えられませんが、そのときはそ～だったの！

言葉がキツかったのもあるけど、関西嫌いの関東人がまだ多かったころのこと。
買い物に行って大阪弁が少しでも出ると、
「あんた関西か？向こうの人間は好きじゃないな」って平気で言われたもの。

本当に今じゃ考えられないけどね。

明石やさんまの功績は偉大です・・・。


この前上京したときにお店がまだあることは確認したけど、
そのときのオッサンは元気でいるのかな？
今では「恵方巻き」をジャンジャン作って売っているかもしれないわ。

恒例の成田山の豆まき写真。
今年一年、いいことありますように・・・。