記者がチョンテを訪ねている
「あの時(サイン会)、お子さんがユン・ジェハさんをスホと呼んでいたでしょう?
スホとユン・ジェハさんはどういう関係ですか?」
「わたくしは、まったく存じませんです、分かりかねます・・・」
「そういわないで教えてくださいよ」
「あぁ、いぇ、その・・・あんた何を言ってるんですか?」
記者を追い返すチョンテ
新聞に「外務大臣有力候補ユン・ミョンフン、子供を誘拐して養子にする」という記事が出た
新聞を読むミョンフンの手が震えている
「現在のユン・ジェハの本名はイ・スホで・・・」
同じ記事を読んでいたイナとフィリップも事の重大さに動揺していた
そんなことも知らないチェハとウニョンは海苔巻き屋に帰ってきた
「あんた、ここどこだと思ってるの?」
チェハ「お母さん・・・全部説明します」
「お母さん?誰があんたのお母さんよ?
二度と現れるなっていったでしょう!出て行け!」
弟のサンウがチェハを店の外へ追い出す
「あの人を憎まないで!全部説明するから!」
「何考えてるの?どういうつもりなんだい!
魂が抜けちゃったのかい?死んだ母さんの前でもアイツをかばうのかい?」
「誤解なの、お母さん、お兄ちゃんも可哀想なの!
私のためだった・・・私を助けるため、手術代のかわりに養子になったの!」
黙って聞いている母
「私のことはね、手術が失敗して死んだと思ってたの
それが分かったら憎むことなんてできないよ~(号泣)
お兄ちゃんもかわいそうでしょう?だから許してあげて~」
「お黙り!うるさい!
だからってあんたのお母さんが生き返る?
あいつらさえいなければヘスンのお金で手術を受けてたんだよ、
それで助かったし、ヘスンは死ななかった(号泣)」
「お母さん、ゴメン、本当にゴメン、お母さん」
店の外で母娘の会話を聞いているチェハにサンウが新聞記事を見せる
「姉ちゃんの心配している場合じゃないですよ」
母の病室へやってきたチェハ
「お母さん!」
「チェハ、どこへ行ってたの?」
父に向かって「どういうことですか?」
何も知らないチスクのために廊下へ出る父とチェハ
「母さんはまだ記事のことを知らないんだ」
「どうしてこんなことに?」
「イナの仕業じゃないかと思う」
「イナ?ですか?」
「すべて知っているのはイナしかいない・・・
お前がさっさとイナと結婚していれば、こんなことにはならなかったはずだ」
「でも、糸は絡まったらほぐすべきです!
絡まった糸をほぐさなかったからこういうことになったんです・・・」
「私たちは親としてできる限りのことをしてきた
しかし、お前に恨まれているところをみると思いは通じてなかったようだ
今更こんなことをいっても仕方がないが、これ以上ことを大きくしてはいけない!」
「僕が本当のチェハではないことは、
イナにもウニョンにも世間の人にも分かってしまいました
いくら取り繕っても隠し切れません!
お父さん、今からでもすべてを・・・」
「すべてを話したらどうなるか分からないのか?!
母さんのためにはなんとしても隠し通すべきだ
お前を失うことになったら母さんは耐えられないだろう・・・
15年前の悪夢を繰り返しちゃいけない」
やりきれない表情で父の言葉を聞いていたチェハ
グリーンミュージックにやってきたチェハ
オモテにいるたくさんの取材記者たちの中を会社に入っていく
イナがうれしそうに「チェハ!」
「ここまでやるとはな」
「私じゃないの」
「君じゃなきゃ誰だ?君以外の誰がすべてを知ってる?」
「私じゃないの、あなたをつなぎとめるためにあなたの秘密は利用したけど、
こんな騒ぎにする気はなかった」といい泣くイナ
「じゃぁ誰だ?」
部屋へ入ってきたフィリップが仲裁する
「イナじゃないよ、友達の記者だ、イナじゃない」
「私じゃないのよ、こんなことになるなんて知らなかった・・・」
やりきれない表情のチェハ
母の枕元にいるチェハ
自宅へ続く石段に腰を下ろすウニョン
それぞれ、複雑な思いを抱えている・・・
河川敷に車を止めているミョンフンと秘書
「事務所のほうはどんな様子だ?」
「マスコミが張り付いています
ご存知ですね?来週にも大臣就任が内定します」
「わかっている・・・
そうなるとすぐ国会の人事聴聞会が開かれる」
「ええ、つきましては大統領が最終決定が下される前に一度会いたいとおっしゃってまいす
報道されている件について、直接ユン先生からお聞きになりたいと・・・」
何かを決意したミョンフン
スホの父チョンテを呼び出したミョンフン
「実は、チェハのことでぜひともお願いがありまして・・・」
「お願い?それはまたどういうことで・・・」
チェハと親子3人が写った写真をチョンテに見せる
「あれまぁ、小さい頃のスホとソックリだ、瓜二つですね
他人が見たら双子と思いますよ、本当にソックリだ
ところで、この坊ちゃんは?」
「死にました・・・」
「とんでもないことをお聞きしまして・・・
じゃぁスホが実の息子同然で?」
「・・・(うなずく)」
「私も本当~に驚きましたよ、あんな立派なピアニストが私のせがれだなんて、誰も信じませんて
カクいう私だって最初は信じられなかったんですから
あんな夢みたいなこと・・・」
雄弁なチョンテをさえぎるように
「写真を見てわかるように二人は瓜二つなんです」
「そうですね、確かに・・・」
「そこでお願いなんですが・・・どうか誤解しないで聞いてください
もうすぐイ・ジョンテさんに逮捕歴があるという事実が明るみになるはずです
そんなことが世間に知れたら、今のチェハにどんな影響が及ぶかお分かりになりますね・・・」
公園でお酒をあおっているチョンテ
ミョンフンの言葉を思い出している
「あなたがユン・ジェハの父親でないことをハッキリさせることが
今考えられる最善の方法なんです」
「俺の息子なのに、俺の息子じゃないといえというのか・・・
そんなことできないよ、バカにするんじゃないっていうんだ
チクショー」
ホテルにチェハを訪ねてきたチョンテ
「何の用ですか?」
「いやぁ~、ちょっとお前の顔が見たくなったもんでさ
俺のほうから訪ねないとお前は俺に会いにきてくれないだろう?」
「母の見舞いに行くところなんです、何の用ですか?」
「だから、お前の顔が見たくなったから来たってさ」
「(吐きすてるように)捨てたくせに!なんで顔が見たいんだ!
それじゃ」
「スホよ~、お前は誰がなんと言おうと俺の息子だ、お前は俺の息子だ!」
体にさわろうとするチョンテを払いのけるチェハ
すまなそうにチェハの前から去っていくチョンテ
チスクは病院の廊下を歩くナースたちの会話からチェハの現在の状況を知る
廊下の隅で話しているミョンフンとチェハ
「記者会見?」
「近々人事聴聞会が始まるから、その前に騒ぎを鎮めたいんだ
ユン・ジェハだと宣言してくれ!」
「イヤです!どうしてそんなことしなきゃいけないんですか!」
「みんなが注目している、お前の一言にかかっているんだ」
「僕はイ・スホに戻ります
ピアノが弾けなくなってもいい、嘘を脱ぎ捨てて自由になりたいんです
もう無理強いしないでください!」
辛そうに聞いているミョンフン
「・・・わかってるさ・・・こんなことになってお前が辛い思いをしているのは
しかし、今のお前があるのは誰のおかげだ?
それをよく考えるんだな・・・
無理強いじゃない、息子として当然だろう、それが道理というものだ」
「だけど、父さん・・・」
父子の会話を聞いていたチスク
「やりたいようになさいチェハ!
お前の好きにしていいわ、自由にしてあげる
イ・スホとして生きてもユン・ジェハとして生きても、お前は私の息子よ」
「チスク・・・」
「自由にしてあげましょう、これ以上苦しめたくないの、私たちが諦めたらすべて済むことなんですから
幸せを願ったつもりが、チェハは・・・息を詰まらせていた・・・
これからは楽にしてあげたいの、チェハが自由に息できるように」
「お母さん・・・」
チェハの手をとるチスク
「大好きよチェハ
お前は身代わりのつもりだったろうけど、私にとっては大事な息子
15年間育てた一人息子よ~
どういう名で呼ばれようとも、お前が幸せならそれでいい・・・
お前さえ幸せなら・・・」
母の言葉を聞いて胸いっぱいのチェハは母を抱きしめる
そんな二人の様子を見ているミョンフン
病室に戻ってベッドに横になって眠っている母の手を握っているチェハ
母の言葉が胸にしみる・・・
新聞記事を見ていたイナ・・・何かを決意して出かける
ウニョンをお茶に呼び出したイナ
「チェハの身に何が起きているか知っているわね?」
「はい、知っています」
「助けてあげて!
チェハを不幸にしないで!
彼が幸せになるためには誰を選ぶかわかるでしょう?」
「私も、お兄ちゃんのご両親とお兄ちゃんが今のままでいられたらいいと思います」
「じゃぁ私が言いたいこともわかるわね?
あなたと会い続けるとイ・スホということがバレてしまう
チェハの家族とまわりの人も苦しむことになる」
少し沈黙のあと・・・
「お兄ちゃんにはもう・・・あたしのせいで苦しんで欲しくない」と話すウニョン
「お兄ちゃんさえ幸せなら誰を選んだとしても構いません」
その言葉に強いものを感じたイナ
「同じ人を愛しても、愛し方は色々・・・
どっちが間違っているわけでもない、お互い最初から違うのよ」
ウニョンもイナも辛そう・・・
「悪く思わないでウニョンさん、今の彼を助けてあげられる人間は私しかいないの
私が彼と結婚できるようにあなたが彼から離れて!」
そういって席を立ったイナ
ひとり考え事をしているウニョン
「お兄ちゃんは、永遠に私のお兄ちゃん・・・」そういって指輪をはずす
海苔巻き屋にチェハを呼び出したウニョン
「どうしてここに呼び出したの?」
「私たちが韓国で再会した場所でしょう?」
「あの時気づいてさえいれば・・・」
「気づいてたら、そうしたらなんて言ってた?」
「わからない・・・生きてくれていただけで喜んだろうな」
「私ね・・・おにいちゃんがどの道を選んでも平気」
「どういう意味?」
「だって、お兄ちゃんはお兄ちゃんだもの、ハンコ押したでしょう?
ユン・ジェハとして生きても私のお兄ちゃんに変りはないから・・・」
「ウニョン・・・」
「見えないからって、なくなるわけじゃない!
イ・スホという名前を隠しても、私はちゃんと見てる、私にはしっかり見えるから」
「そんなこと言うなよ!」
「私がパク・ウニョンでもソ・ウニョンでも、お兄ちゃんには永遠にウニョンでしょう?」
「・・・・・」
辛く切なくウニョンを見るチェハ
ホテルでの「ユン・ジェハ記者会見」
たくさん記者たちが集まっている中、ミョンフンとチェハが登場する
その時入り口からチョンテが入ってくるのを見てチェハは驚く・・・
「お聞きになりたいことがあればお答えします、質問をどうぞ」
チョンテのところに行った記者
「それでは単刀直入にお聞きします!
あなたはイ・スホですか?ユン・ジェハですか?」
「すべてお話します、私は・・・」
すべてを話すと言い出したチェハ・・・スホかチェハか?
いよいよ次回は最終回になってしまった・・・
どうなるんでしょうね?(知っているけど)
4月からNHKの地上波で放送決定!(4月7日スタート 毎週土曜 午後11:10~翌0:05)
またチェハとウニョンに会えるわ~
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