いよいよ最終話の最後のパート
結婚式での離婚宣言、そして、メリー母への秘めていた想いをメリー父に知られてしまい
メンツをつぶされたイン父がこのままチョン・インを許すはずもなく・・・
お待たせしました・・・ど~ぞ^^
インの家では次々に家具が運び出されている
「会長のご指示で最小限のものをだけ入れました」
ユン女史が大きなトランクを押してきていた
「(フフと小さく笑って)これが父が望むことですか」
「はい、親に逆らう息子はこれ以上必要ないと・・・
ひざまずいて謝るか、親子の縁を切るか選択しろとおっしゃいました
・・・だから、お父さんのところに行って謝って下さい
そうしなければいけません、お坊ちゃま」
「お父さんのこと・・・よろしくお願いします」
「・・・・・」
トランクを持って家を出て行くイン
「お坊ちゃま・・・・・」泣いて見送っているユン女史
インの会社では投資金の回収が続いているが、社員たちはインを信じていると力強い言葉・・・
ムギョルの家
メリーが寝ているムギョルにメモを残している
「ムギョル お父さんが心配だから家にちょっと行ってくるわ
味噌チゲを作っておいた、起きたらお腹がすくでしょ・・・温めて食べて」
ムギョルの寝顔を見て微笑むメリーは家を出て行く
外を歩いているメリーに電話
インからの電話で落ち合った二人は離婚届の提出?
「離婚というのは思ったより簡単ですね」
「でも、元の場所に戻れてよかったです」
「僕が元の場所に戻るにはちょっと遅くなったと思います」
「・・・・・」
「僕たちがもうちょっと自然に会ってたらと考えてみました
・・・覚悟はしていましたがちょっと惜しいですね」と苦笑いのイン
「ありがとうございます 代表」
「今まで妻を演じてくれてご苦労さまです」
「じゃぁ、私はこれで行きます」頭を下げて歩き出すメリー
去っていくメリーを見送るインは大きくため息をつき、
メリーと反対の方向へ歩き出す
はちまき姿のメリー父
「お父さん 私を一生見ないつもりなの?私が悪かったから・・・」
「俺に話しかけるな・・・お前の顔も見たくない・・・」と力なく言う父
「ごめんねお父さん でも私も仕方なかったの」
急にメリーに向き直った父!
「そうだな、お前も大変だっただろう
考えてみたら、このパパが愚かだったせいだ
お前とチョン・インを結婚させようとした理由もわからずに・・・チェッ」
「それどういう意味?」
「いや・・・なんでもない
ところで兄貴は息子に厳しすぎるんじゃないか」
「どうして?代表に何かあったの?」
作曲中のムギョル
メリーからかかってきた電話に笑顔がほころぶ
「メリー、なんで起こさないで先に行ったんだ」
「ああ、ちょっとね・・・」
「お前、声が変だけど?・・・お父さんに叱られたのか?」
「そうじゃなくて、また私のせいでチョン代表が困ったことになったみたいなの、どうしよう?」
「お前 俺の前で元夫を心配してるのか」
「そんなんじゃないわ」
「わかった、俺もちょっと方法を考えてみる」
「ありがとう」
・・・インのことを心配しているメリーにも余裕の笑顔のムギョル・・・成長したね・・・
ポケットからムギョルにもらったペンダントを取り出すメリー
「ありがとう カン・ムギョル」
インはオフィスのソファで横になっているが、居心地が悪そうでモゾモゾとしている・・・
枕がわりのクッションを手にどう寝ようかと思案中に社員がやってくる
「まだいらしたんですか?コーヒーでも入れましょうか・・・」
「やることがたくさんありますね、エスプレッソでお願いします」
エッ?と怪訝そうに時計を見て出て行った社員
途方に暮れている?イン・・・
大きなトランク二つを持ちムギョルの家にやってきたイン
「なんですか?」
「しばらくカン・ムギョルさんと一緒に住もうと思って来ました」
「えっ?うちに住むって?」
「ワンダフルデイの編成が決まるまでです・・・
あ、そしてちょっと時間が足りないかもしれないが
カン・ムギョルさんのシングルアルバムもつくってみようかと思います」
「シングル?僕のアルバムですか?」
「カン・ムギョルさんはわがJI企画が保有しているもっとも大きい資産です
カン・ムギョルさんを前面に出して投資金も誘致する予定です
ソ・ジュンさんも参加することにしたから、よろしくお願いします」
「・・・・・・・」
「そして・・・食べるものありますか?」
「なんだって?」
「・・・なんでもありません・・・」
ソファで本を読んでいるインのところへ布団を持ってくるムギョル
「ソファで寝てください」
「・・・・・・・僕はベッドじゃないと寝られません」
「ご覧のとおりベッドは一つしかないよ」
「間にカーテンを引いて一緒に寝ましょう」
「うちでは僕の指示に従ってください」
「あっ!(以前、ムギョルがインの家に泊まったときに同じことを自分が言ったことを思い出すイン)
・・・そうしましょう」
おとなしく布団を持ってソファに寝るイン
「あんたに世話になったから返すだけだ・・・メリーを手放してくれたこと」
「メリーさんを手放したことはありません
そして、離婚というのは4週間の熟考期間を・・・」
「何言ってんだよ」と相手にしないムギョル
「・・・おやすみなさい・・・・・」
ムギョルの車・・・前面にはJIエンターテイメントのステッカー
助手席にムギョル、運転しているのはイン!
「次のスケジュールまでどれくらい残っているんですか?」
「普段なら20分で行けるけど、この車だとどうなるかわかりませんね」
「何?僕の車をバカにするのか?」
「(寒そうに)ヒーターもないんですか?
この車はいったいどこで買ったんですか?」
「僕の車がどうだっていうんだ!
このカッコイイ車にこんなステッカー貼ったくせに!」
「カン・ムギョルさん わがJIとサインしたこと忘れたんですか?」
うんざりしたムギョル「幼稚だな・・・よもういい、夕食は何にしますか?」
「夕食がもんだいじゃなくて、今から行くラジオの生放送
また刺激的なコメントをして問題を起こさないでください!
後片付けするのも・・・・・」
「後片付けだなんて・・・僕はジャージャー麺」
テレビ局前
車から降りた二人
「寒~い、代表!僕が寒いのが嫌だということ知りませんか?
今度はもうちょっとあったかい服を用意したら?」
「(それには答えず)遅刻です!早く行きましょう!」
ファンたちに囲まれるムギョルをボディーガードするイン代表(マネージャー?)
仕事が終わって・・・
運転しているインの肩にもたれかかってきて寝ているムギョル
一瞬驚いたもののニコッとしてそのまま寝かせているイン
ハッとして目覚めたムギョルはインの肩にもたれかかっているのを見て「チェッ」と起き上がる
なんだか気まずいイン・・・
家に帰るとメリーが食事を用意して待っていた
「時間通りに帰ってきたのね」
「・・・・・」
続いて入ってきたインに驚くメリー
「代表・・・」
「すみません 私のせいでまた会社が難しくなったと聞きました」
「大丈夫です、何とかうまく回せそうです・・・・・
元気そうですね・・・」
「代表も・・・」
二人のやり取りを聞いていたムギョルが話題を変えるように・・・
「美味しそうだ!!」
「ご飯食べて」
「うん!」
「ところで、どうしてムギョルの家に?」
「あぁ、それは・・・
しばらくカン・ムギョルさんと一緒に住むことにしました
どこに飛ぶかわからない人だから」
「何言ってんだよ」
「代表も一緒に食べてください」
「いいえ・・・」
「どうぞ」
インのオフィス・・・ソ・ジュンが来ている
「イ・アンに他のドラマに出ないよう圧力をかけておいたんですが
忍耐力が限界に達したと思います」
「気を使ってくれてありがとうございます」
「友達じゃないですか!・・・
ところで、メリーさんをムギョルに行かせて、こんな犠牲を甘んじて受ける理由はなんですか?
「・・・・・」
「本当に愛しているなら生かせないと思いますが」
「・・・・・」
「ウィ・メリーさんよりカン・ムギョルを引き止めるほうが、代表にはもっと有利でしたか?」
「僕をそこまで計算高いと思ったのなら、本当に淋しいですね・・・」
「じゃぁなぜです?」
「ただ、お父さんから独立したかったんです
それが仕事であろうが濃いであろうが・・・そのせいで今家がないんです」
メリーは家で手芸をしながらテレビを見ている
「あっムギョルだ」
「ちょっと痩せたかな?顔がやつれたね、だめだ・・・鶏を一匹つぶさないと!」
3人分用意している
「代表の分とムギョル」
「二匹だけでいいのに」というムギョルをチラッとにらむイン
食後、ダーツをしたり読書をしたりネットサーフィンをしたり、それぞれ過ごしている三人
そこに電話の着信!・・・発信者は局長とあり、緊張するイン
「はい、局長・・・、はい、わかりました、ありがとうございます」
メリー「・・・・・」
電話が終わったインはゆっくりとメリーに向き直り「めりーさん、やりました」
メリー「何がですか?」
ムギョル「・・・・・」
「ワンダフルデイの編成が決まりました」
メリー「わぁ~」
ムギョル「!(うれしそう)」
メリー「わぁ、本当に良かったですね、私が全部うまくいくと言ったでしょう!
ムギョル ワンダフルデイの編成が決まったって!」
ムギョル「(あえてそっけなく)うん、俺も聞いた」
メリー「おめでとうございます 代表」
メリーに微笑んでからムギョルに向き直って
「今まで協力してくれてありがとうございます」
「まぁ、僕もタダで助けたわけじゃないから」
インが差し出した手を見て、微笑みながら握手するムギョル
街を走るワンダフルデイの広告バス
裁判所から出てきたインとメリー
(裁判官)「チョン・インさんとウィ・メリーさんの離婚協議が成立したことを判決します」
満足そうに微笑みあうふたり・・・
ムギョルの家に集まったみんなと「祝・離婚」の飾り
クラッカーと歌で祝福される二人・・・
♪離婚おめでとう あなたの離婚 おめでとう
「ロウソク消して!」「とうとう離婚したな」「おめでとう!」
一年後・・・
ビデオカメラに映されている男女
「女ならだれでも一回ぐらいはドラマに出てきそうな王子さまとの結婚を夢見るでしょう」
「お前はいったい・・・考えが型にはまってるな・・・(カメラに)これはみんなドラマのせいです
ドラマで結婚はハッピーエンドだからこんなふうに結論を出すからみんなそう思うことに・・・」
「・・・なによ?じゃああんたは私と結婚するつもりはないってことなの?」
「・・・そんなんじゃないよ~、結婚するつもりはないって言ってるんじゃ・・・」
結婚するしないでケンカが始まった二人を前に困った顔のメリー
そっとその場から離れるメリーの独白
・・・愛し合う恋人のハッピーエンド? それは結婚かな
最近私はこの質問で台本を構想することに夢中・・・
メリーの目の前にイン
「元気そうですね」
「もともと作家になることが夢でしたから、もう復学したから思う存分準備してみようと思います
・・・ところで何の用ですか?」
「お父さんが帰国しました、メリーさんにもよろしく伝えてくれと」
公園で弾き語り中のムギョル
メリー(声)「私とムギョルは昔のままだ
12回別れて13回目付き合っているところだ」
回想・・・
(あ、以前と変わったことがあるとしたら、ムギョルに温かみがふえたということだ)
「カン・ムギョル あんたヒーターを買ったからってあまりにも使いすぎなんじゃない?少し弱くして」
「なんで?俺の曲の著作権料で石油代を出すっていうのに、何が問題?」
「この家は寒かった時のほうが良かったわ、あのときは毎日あんたにぴったりくっついてたのに・・・」
「おい、ウィ・メリー!そんなに不満なら・・・」
「ヒーターを壊せばいいだろ♪」
そういってぴったりくっつく二人・・・
メリー「熱いって♪」
(ソ・ジュンさんはドラマの成功以後、キャスティング殺到で名声を博している
撮影現場では相変わらず気難しいが・・・義理だけはすごいという噂だ)
街で腕を組み歩いているムギョルとメリー
(私たち20代の青春は数えられない分かれ道で、こういう風にまた他の道を選択した)
全16話終了
日本ではDATVで放送中・・・みんなが見られるようにテレビ放送してほしいな
グンちゃん@ムギョルの魅力にみんなハマルことでしょう!
モチロン!ジェウク@インにもね♪
韓国での一週間二話の放送に追いつこうとして、記事にするために頑張っていたのが、
放送終了してからはなんか気が抜けてしまったようで・・・息切れ状態(笑)
やっと書けたことにホッとしている反面、終わってしまったという脱力感・・・
こんな気まぐれな私にお付き合いして下さって、最後まで読んでいただいた皆さん ありがとうございました
ではまた他のドラマで会いましょう!
メリは外泊中 INDEX
夜中2時頃より読み始め気が付いたら5時になっていました。夜も明けてすっかり外は明るくなっていましたが、なんだかすがすがしい気分です。これだけ分かりやすく素敵にまとめあげられていて感動しました。本当にありがとうございました。これだけの物をお書きになるのはとても大変だったと思います。お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
ドラマが始まって書き始めたときは寒くなりかけた頃で、
PCの前で震えながら(寒いところにあるもので)やっていました
自分が好きなドラマを一人でも多くの人に見てもらいたい!という、ただその一念で
Nonchiさんのように寝る間も惜しんで(^^)読んでくださるなんて・・・
本当に嬉しく思います、ありがとうございます
温かいお言葉は何よりの励みになります
私は今は一読者として読み返して楽しんでいます
内容もとてもわかりやすく、イメージもたくさんあったのでとても楽しく、感動しました!
日本でテレビ放送が始まって、私が見始めたのは7話だったので、最初は1話~6話だったのですが、続きが気になって気になって一晩で読んでしまいました!
こんなに長いお話をわかりやすく書いてくださり、大変だったと思います。本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました!
続きが気になって読んでしまいますよね
完全ネタバレなので、楽しみがなくなるのでは・・・?
いえいえ、そんなことはないと思います
見てから読むか、読んでから見るか、そしてまたチェックして見て読んで・・・
楽しんでいただければ私はうれしいです
お心のこもったコメントをありがとうございました
TBSの放送を1話から今日まで録画して見てます。韓国ドラマは元々1時間半位あると聞いています。で日本の1時間枠用にカットされたシーンが気になり、つい読んでしまいました(^-^;。あっ、このシーン無かったとか、この場面回想シーンだけ、ひょっこり出てきてたな…など。間に挟まれている画像や動画もイメージしやすくてステキ♪。
また復習しに来ます~
ど~してもカットされて放送されてしまいますが、
このドラマでなくても、見ていて「あれっ?ここカットされてるの?」と首をかしげたくなることがあります
私がコレ大事なところと思うところがカットされていたりしたら悲しくなります
それで動画を挿入したりしているのですが、それもどんどん削除されてしまっています
結局、ノーカット字幕で放送できるのは“NHK”だけかも
楽しんでいただければ嬉しいです
なので、見られなかった分や、テレビ放送ではカットされていた部分までこちらでゆっくり読むことができて本当に有り難かったです!(;_;)(;_;)
文字だけじゃなく、間に画像や動画がたくさんあるのもホントに嬉しくて、今まであまり興味のなかった韓国の俳優さん達やドラマも好きになっちゃいました(^^)
特にチャン・グンソクさんの笑顔にやられてしまい、今ではすっかりファンです(笑)
ドラマもいよいよ明後日で最終回…
残念ながら仕事で見られませんが、一足先にこちらで感動を頂きました^ω^☆
本当にこれだけの物を書き上げるのには相当な時間と労力を費やしたと思います。
お疲れ様でした!
そしてありがとうございました\(^O^)/☆
また機会があればぜひお願いします(笑)
それでは
長々と失礼しました~(p..q)
関西ではまだ放送予定も発表されていません
なので、お楽しみは先に・・・ということです
録画機能もDVDも壊れて、さらに、お仕事で見られない(三重苦?)というjoriさんのような方に
お役にたてたかと思うと、書いてきてよかったと思います
関西をはじめ、これから日本の各地で放送が始まって、たくさんの方に参考(?)&楽しんで頂けると思えば
寒い中で記事を作った苦労なんぞは吹っ飛びます^^
joriさん、温かいコメントをありがとうございました
それにしても、グンちゃん人気はどこまでいくのでしょうね
本屋さんに並んでいる週刊誌や雑誌の表紙がグンちゃんだらけになっています
あの笑顔を見れば、誰だってヤラレちゃいます
とても丁寧に描かれていて感動しました!
ムギュルかっこいいですね~。
お気に入りに保存したので、癒されにきます。
ムギョルなのかグンちゃんなのか・・・
役者さんだからその役になりきるというのは当たり前でしょうが、
グンちゃん、カッコよすぎます!!
まだ関西では放送されていないんですよ~
ムギョルを知らない多くの人に早く見せてあげたいんですが・・・