雪山に滑りに行くか?の問いにも即効で行く行くとのこと。
という訳で、週末は次男坊と三人でハチ高原へ突撃してきました。
天気予報どおりであれば今週末は少し気温も落ち着き快晴なはず。朝イチの渋滞を避けるため早起きして早め早めに行動開始です。
9号線からハチ高原方面へ向かう道路の脇には驚くほどの雪の壁が続きます。路面は綺麗に除雪されているので安全ですが、雪の壁が所々崩れそうな感じもありました。
兵庫県内でこんなに積雪があるのは私の経験では過去最高かもです。雪の多さに驚きながらもリフト営業開始時刻の8時迄にはハチ高原の駐車場に到着することが出来ました。
勿論、いつもどおり駐車場は大久保ゲレンデ横のスキーハウスさんに停めさせてもらってます。
勝手に停めてもやっぱり誰も出てこない。いつもどおり玄関を開けて「停めますよー」と一声運動。
初めて利用する方は困惑しますね(笑)
朝イチは放射冷却で冷え込んでおりとても寒い。お陰でゲレンデのコンディションは最高に良さげな雰囲気です。
天気予報どおり雲ひとつ無い快晴。
向かいに見える氷ノ山の頂を見るだけでも気分爽快になります。眼下に広がります広がるパノラマな景色が何度見ても気持ちがいいです。
早く滑りたい気持ちを押さえながらお着替えをしてゲレンデに向かいます。
大久保ゲレンデエリアでも充分な積雪がありましたが、登行リフトで高原まで登ってくると想像以上の積雪になっていました。
先々週に来たときよりも1m以上増えている感じでしょうか。ハチ高原の公式HPの積雪情報も3m40cmとなっており、吹き溜まり箇所などはもっともっと積もってる様子でした。
リフトから見える宿の屋根雪や落雪が溜まった場所はえげつない…。もうすでに1階部分が全て隠れてしまっているところもありました。1階部分のガラスが割れないように、板で覆い保護されている宿も多く見れました。
高丸ペアリフトに乗ると圧巻の景色が飛び込んで来ました。
全面真っ白。
雲ひとつ無い快晴。
たまらんですね。
ほんと見ているだけで気持ちが良い。
すーっと心が洗われていく感じがします。これだけでも朝早くから苦労して来た甲斐があったと思えます。
山頂付近の雪庇の大きさが半端ない大きさで、雪崩れてきたら危険だというのは誰が見てもわかるボリュームです。くらったらひとたまりもありません。
足慣らしでゆっくり滑りながら身体を暖めていきます。前日にも降雪があったようで綺麗にグルーミングされた斜面はきめ細かい雪で、とても滑走性も良くとても滑りやすい状態でした。黄砂の影響も受けていない様子で、真っ白な雪面と青空がとても気持ちが良いです。
ハチ高原の初心者用のポールバーンで遊んだり、ハチ高原の山頂リフトに乗って、普段はなかなか滑れないハイランドビューコースを滑ったりして、ハチ高原を隅々まで満喫していました。
山頂でリフト係りのおじちゃんとお話をしていたら山頂付近は3m50~60cmは積もっていると教えてくれました。
山頂に設置されていら気温計が完全に埋まってしまっており、掘り起こされている感じでした。例年なら背丈以上の高さに気温が表示されているはずが、今年は足元にあり見下ろしていることがとても不思議。
午前中、電気系統のトラブルなのか全リフトが一斉に停止するハプニングが発生。5分位で直ぐに回復しましたが、全リフトが一斉に停車するのはとても珍しい光景でしたね。
お昼にかけて太陽の陽射しも強くなり、雪面からの照り返しで顔がピリピリと日焼けしているのが良くわかります。山頂付近と麓での温度差が随分あったように感じました。
お昼ご飯は車に戻ってママのお握りとカップ麺。流石に混雑したレストランでの食事は避けておきたいですからね。
お昼頃には更に気温も上がり、駐車場でアウトドアチェアを広げて、太陽の陽射しで暖まりながら、まったり休憩出来ました。
外で食べるカップ麺とお握りの塩気の美味しさは格別ですね。キンキンに冷えたコーラも疲れた体には最高です。レストランで食事をせずに同じように駐車場でテーブルを広げて昼食を取っている方もちらほら居られます。
少しまったり休憩するはずが、子供達はかまくらを作ったり雪山に登ったりと休憩する素振りは全くなし。疲れ知らずですね。ほんと、元気。
午後からはハチ北に移動して遊びまくりの予定です。登行リフトに乗り高原に戻っていると、木々の枝葉にたっぷり積もった雪が溶け落ちて、リフトに乗っている私達の頭上に降り注いできます。
たっぷり積もっているので痛い、痛い。
リフトの上なので避けることも出来ませんので、ひたすら耐えるのみ…。狙ったかのようにタイミング良く落ちてくるのは何故なんでしょうね…。
土曜日は「鉢伏雪まつりの日」のイベント日だったみたいで、雪乗車、スノーモービルの体験乗車や夜の花火大会など様々なイベントが用意されていました。
それでゲレンデも賑わっていたのかもしれません。
しかし、1シーズンで考えてみると新型コロナの影響で県内の学校のスキー合宿も軒並みキャンセルとなったようで、例年の7~8割減の集客状況みたいです。皮肉にも雪がたっぷり積もった最高のコンディションなのに集客が見込めないのは経営者としては頭を抱えざる得ないですね。
山頂でお話したリフト係のおっちゃんも言うてましたが、山盛りの雪は要らんから毎年ずーっと安定して1mの積雪があればいいと…。確かにおっしゃる通り…。今年は多過ぎて除雪が大変そうでした。
ハチ北側もとても賑わっている様子です。山頂付近は寒く雪質も最高でしたが、麓の中央クワッドリフトまで降りて行くと汗ばむぐらい暑い、暑い。雪質もザクザクの重めの雪で脚がとられてます。もう春が目の前までやって来ているのを感じるほどです。
昼食後も滑り倒していたので、喉がからからになっていました。ゲレンデの自動販売機で冷たい飲み物を飲んでリフレッシュ。渇いた喉にシュワシュワの炭酸飲料がスッキリして無茶苦茶美味しい。
営業終了間際までハチ北で滑って、最後にハイランドビューコースを滑ってハチ高原に戻ろうと思っていましたが、ハイランドビューコースは15時でコースクローズ…。
滅多に滑れないので子供達はもう一回位チャレンジしたかったみたいです。凸凹ですり鉢状の急斜面はかなり滑りにくいバーンです。恐いけど滑ってみたいという好奇心なのでしょうか。仕方なく下山リフトに乗車してハチ高原まで戻ってきました。
ハイランドビューコースの急斜面が滑れなかったので、代わりにスーパースターコースにチャレンジしたいとのこと。
高丸ペアリフトに乗車して山頂を目指し、乗車中のリフトからどのラインで滑るか検討。こちらのコースも凸凹。なかなかハードなバーンコンディションです。
大量の雪で覆われて出来た雪屁が気温の上昇で亀裂が出来ていたり、斜面の雪がズレ始めていました。
スーパースターコースでは転けそうになりながらも頑張って耐えて滑りきっていました。親としては少しは自信に繋がれば嬉しいですね。
隅々まで滑り倒しているとあっという間に営業終了時刻になっていました…。
ほんと1日があっという間に。楽しい時間は過ぎていくのが早いです。後ろ髪を引かれる思いのまま駐車場に戻り帰宅の準備です。
片付けが終わっても駐車場の雪山でまだまだ遊び続ける子供達…。どれだけ元気やねんと思いながら、帰りの運転に備えて車内でまったり休憩。
満足そうに車に戻ってきた子供達を着替えさせて帰路へ。
山道を下りながら冷たいジュースとお菓子をひとしきり食べ、満足したところで安定の爆睡。
寝る直前に長男は「では自宅で会いましょう」と言い残し、自宅に着くまで一度も目覚めることなく寝続けました…。
自宅に着くなりスッキリした様子。
「お父さん、眠たくないの?」と聞かれ「無茶苦茶眠たいわ、アホ」と意味わからん会話をしながらスキー道具のお片付けをして、お風呂に入ってほっこり癒されていました。お湯が顔にかかるとピリピリと日焼けした肌に突き刺さります。
お風呂上がりに大好きなキムチ鍋を皆でお腹一杯食べて長い1日があっという間に終わりました。
好きなことして体力を使いきって、お腹一杯好きなものを食べて寝る。
幸せな週末でした♪
シーハイル。また来たい。