【AVAR】動物の権利のための獣医師会
Association of Veterinarians for Animal Rights
『方針声明』POSITION STATEMENTS 目次
http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/e/1834133922742f2271d8fc719b5ddda1
4.動物収容所からの実験払い下げ(Pound seizure)
AVARは、動物収容所の動物を実験用に払い下げることに倫理的および科学的な見地から反対する。
主たる理由は、収容所や動物保護センターは動物実験業界に動物を提供するために設置されたのでは断じてないということである。
これらの施設は市民が新しい飼い主が見つかることを期待して、不要になったり野生化した動物を持ち込めるところとして発展した。
うまく行き先が決まらない場合は、動物が苦しまない方法で殺処分されることになっている。
収容動物を実験用に払い下げるというのは一般市民への背任行為であり、一般市民からの支持を失わせるものである。
払い下げらられる動物が、そうしなければいずれ殺されるということが多いのは事実である。
しかし、我々は死に至るまでの彼らの生活の質が問題であると考えている。
収容所では不要になった動物はほとんどの場合、速やかで苦痛のない方法で殺されている。
しかし実験に払い下げられれば、意図的あるいは避けがたい理由から、多大な痛み苦しみをともなう実験計画に組み込まれてしまう。
動物たちは狭いケージの中で苦しみながら生きながらえ、運動したり同種の仲間と接触することも通常は許されない。
皮肉なことに、人間をもっとも信頼している動物が、その従順さゆえにもっとも実験動物に選ばれやすいのである。
人間に信頼を寄せている動物たちを、社会が彼らを養えなくなったからといって尊厳のかけらもない死なせ方をするのは許されることではない。
収容所から払い下げられた動物を使用することは、科学の質からいっても問題がある。
これらの動物は遺伝的素地も病歴も不明である。
こうした動物を用いれば多くの予期せざる因子が持ち込まれ、誤った結論に導かれる恐れが多分にある。
実験払い下げに反対することと、動物実験そのものに反対することとは別の問題である。
実際、毎年、収容所から実験に回されている動物の数はごくわずかでしかない。
払い下げを止めたからといって研究が止められるわけではなく、一部の計画に使われている一部の動物の入手先が変わるだけのことである。
科学界に身を置く者が収容所からの払い下げを支持するのは、収容所から野良犬猫その他の不要動物を際限なく供給するよう求めているに等しい。
これは人道的な思いやりを持つ者すべてが抱いている、こうした動物をゼロにするという目的と真っ向から対立するものである。
(1985年7月、理事会にて採択)
実験犬シロのねがい―動物実験の無益さを社会に問いかけた犬の物語
http://youtu.be/xugmj2zs0uc
新・動物実験を考える―生命倫理とエコロジーをつないで | |
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