2-2で迎えた王将戦の第5局は、
先手の深浦王位がごきげん中飛車。
深浦王位が機嫌よく攻めたが、
羽生王将が反撃して竜を作り、
控え室は羽生さん有利との声。
しかし、そこで「手が無かった」
ということで、あっさり敗勢へ。
そのまま控え室の読み筋どおりの
負けになった。
なんだか不思議な、
ぽっきりと折れたような
全く羽生さんらしくない負け方。
終盤、何か錯覚があったのではないか、
とのことだが、やっぱり竜王戦の敗退が
まだ尾を引いているのだろうか・・・
まさかまさか・・・まさかの
3連勝から4連敗なのだから、
影響が残るのは当然だ。
一年間予選から勝ち抜いたものが、
あとほんの少し、というところで
すべて水泡に帰したのだから・・・
もしかしたら羽生さんは、
生まれてはじめて、
将棋というゲームが(一時的に)
嫌いになっているかもしれない^^;
傍から見ていると、
そうした感情や精神的な後遺症のせいで、
手が見えたり、見えなくなったり、
不安定な状態が続いているような
感じがする。
さすがに玲瓏とは行かずに、
晴れたり曇ったりしているようだ。
それに加えて、
昨今の将棋界に山積する問題もある。
公益法人の問題、
将棋会館建て直しの問題、
などなど・・・
どれも大変なことだ。
本来、棋士に解決できる
課題ではないだろう。
しかし、日本には
優秀な経営人材が少なく、
それを得るのは至難だ。
梅田さんはひとつの鍵ではあると思う。
ここで将棋界の経営を立て直せなければ、
プロのコンサルタントの名が泣くだろう。
いずれにせよ、
棋士とファンが一体となって、
この大きな危機を
うまく乗り切ることを祈っている。
それは、今の将棋連盟が
生き残るということを
必ずしも意味しないかもしれないが・・・
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