日々の寝言~Daily Nonsense~

つながれない若者たち

NHKの首都圏スペシャル。

いまの若者は甘えている、
自分の人生は自分で切り開け、
という意見もあるようだが、
若者の素質が世代で変わる訳ではないだろう。
つまり、甘いとすれば、
親の教育も含めた教育システム、社会システムの問題だ。

そもそもの就職難、企業の使い捨て傾向、
再チャレンジの難しさも含めて、
今の日本社会は普通の若者に厳しすぎると思う。

人生を切り開こうにも、
海外に出るなどの思い切ったことをしないと
なかなか切り開けない状況、
というのがあるように思われる。

井筒さんの、
まずは生きてゆくということ。
その中でちょっと働ければよい。
というのは正しいなぁ。

孤独や失望をしみじみと味わう、
というのも生きることだ。

生きていればこそ、
そういうことも多い。

だから、逆に言えば、若者の問題は、
「生きてきていない」ということだろう。
作られた安心安全な環境の中で護られて、
ただ存在していればよいのだから。

親は先回りせずに応援すればいいのだが、
それがなかなか難しい・・・

教育(システム劣化)、経済(不況)、社会(共同体崩壊、超管理社会)
と、いろいろな悪条件が重なって
今の現状があると思うので、
自分の昔の経験で感想を言ったり評価したりすることは
やらないほうがいい。
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