日々の寝言~Daily Nonsense~

Schumann - Piano Concerto in A minor - Barenboim, Celibidache, MPO (1991)

Schumann - Piano Concerto in A minor - Barenboim, Celibidache, MPO (1991)


Barenboim と Celibidache のシューマン。

バレンボイムの才能がいかんなく発揮された
限りなくロマンティックでダイナミックな
熱いパフォーマンスにオーケストラが呼応して、
ピアノとオーケストラがお互いを引き出しあう。

オーケストラが単に伴奏するのではなく、
ピアノとオーケストラの楽器のかけあいが
たくさん曲に埋め込まれているのだが、
それがしっかりと噛み合っていて、
音の受け渡しが本当に美しい。

協奏曲の醍醐味が味わえる名演だ。

主導権を譲り渡したチェリビダッケは、
しょうがねぇなぁ、みたいな感じもありつつ、
それでも要所は締めて、楽しんでいるという風情。

久しぶりにこの曲を聴いたが、
ひとつひとつの情景、心象風景が浮かんできて、
それが全曲を通してつながってゆき、泣ける。

しみじみ名曲だなぁ・・・

同じ時期の、同じ組み合わせで、
ブラームス、そして、チャイコフスキー
ピアノ協奏曲もあって、それぞれ名演だが、
このシューマンが一番好きだ。
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