Schubert: 4 Impromptus, Op. 90, D.899 - No. 3 in G flat: Andante
2024-07-20 15:48:34
相変わらず、
練習中のシューベルトの
即興曲 op.90-3 の演奏を
時間のあるときに
いろいろと聴いている。
これまでに聴いた中で
気に入っているのは、
前にも書いたように、
ルプーの抒情的な演奏、
ピリス(最近はピレシュ?)の
丁寧で落ち着いた演奏、
反田さんのゆっくりな演奏、
内田さんのダイナミックな演奏、
などがあるが、
この晩年の?ブレンデルの演奏も、
シューベルティアンらしい
さすがの安定感で、
模範的な演奏の一つに
なっていると思う。
テンポ、音量、音色すべてが、
しごくまっとうにコントロール
されていて完璧だ。
しばらくはこれをイメージして
練習に励もうと思う。
それにしても、この曲は
内声を優しくきれいに
粒を揃えて弾くのが
本当に難しい。
pp とか ppp で、メロディーラインを
目立たせて、かつ、内声は控えめに弾く
とか、もう勘弁して、という感じ。
ミスタッチしやすい場所も
たくさんある。
手が小さくて
弾きにくいところも
何か所もある。
シューベルトの曲は、
他の曲でも、手が小さいと
取りずらい和音が結構ある印象
(リストやラフマニノフなどに
較べれば全然少ないのだろうが・・・)。
たしか、シューベルトは
身長 156cm とずいぶん小柄で
小太り(これは関係ないが)
だったはずだが、
手は大きかったのだろうか?
それとも、鍵盤の幅の狭い
ピアノを使っていた?
ちなみに、演奏速度も測ってみた。
そもそもテンポが揺れる曲なので
冒頭の部分を超適当にメトロノームで
あわせてみただけだが、
測った中で一番速いのはグルダで、
一番遅いのは反田さん
という結果だった。
反田恭平 92
リヒテル 103
ルプー 104
前田勝則 113
ランコヴァ 114
ケンプ 118
ペライア 120
キーシン 120
ツィンマーマン 121
ブレンデル 122
野上真梨子 124
ピレシュ 127
齊木睦 130
ビジャック 130
ホロヴィッツ 131
内田光子 133
シフ 139
ソコロフ 143
パドゥラ=スコダ 151
グルダ 158
同じ人でも録音によって
テンポが違っていることも多い。
たとえば、ブレンデルでも、
上にあげた演奏はゆっくりめだが、
もう少し若いときの?
ライブはもうちょっと速い。
テンポについては、
そんなに速く弾きたくはないので、
まずは 90 くらいを目指している。
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