どうもすっきりしないので、もう少しだけ。
まず、毎日新聞から朝日新聞への移管の是非と、
今回の将棋連盟の稚拙な交渉手続きに関する問題とは、
分けたほうがよいはずだ。
そもそも、移管自体には理はあるのか?
確かに、朝日のほうが経営は安定しているだろうし、
年に1億円以上の普及協力金というのは大きな魅力だと思う。
毎日が名人戦と王将戦の両方を主催している、というのも、
バランスが悪い感じはする。
しかし、過去の経緯や、毎日が将棋名人戦を大切に思っている
ことを考えると、やはり、それを乗り越えてまで
移管するに見合うメリットかどうかは微妙だ。
将棋連盟のために、朝日が王将戦を引き取って育てる、
というのなら、それはそれで納得が行くのだが・・・
連盟の財政難を救うための苦渋の選択である、
というような理事側の発言もあったようだが、
渡辺竜王もブログで書いているように、
単に連盟の財政が問題なら、その前にやるべきことは
いろいろあるはずだ、と思う。
そもそもここが納得できないのに加えて、
交渉過程での不手際や、連盟理事側の、
いかにも悪代官的なやり方が、
さらに全体のイメージを悪くして、
納得できない感を大きく増している。
ブログなどを書いているほとんどの棋士が、
「残念な結果」と書いているのも、
なんだかなぁ、という感じ。
それでどうして否決になってしまうのよ?
引退した人も一票って・・・
米長会長のHPでの「敗者をどうするかが問題です」
「すべて想定内です」というような発言を読むと、
羽生三冠や森内名人の毎日支持発言は、
やはり、毎日から縁を切られないようにするための布石、
だったのか、と思えてしまう。
羽生さんや森内さんの将棋のファンとしては、
これまた悲しいことだ。
あーやだやだ。
とはいえ、今日は、王位戦の第3局が始まっている。
昨日の今日、のような状況で、将棋を指す気力を出すのも
大変だと思うが、願わくはよい将棋を見せて欲しい。
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