先日、王座戦のトーナメントを
大逆転で勝った藤井七冠だが、
昨日の棋聖戦第2局では、
逆に、挑戦者の佐々木大地七段に
大逆転をくらって負けた。
前局では、長手数の難しい詰みを
1分将棋で読み切って
強さを見せつけたが、
今局では、逆に、
詰めろと思って踏み込んだ手
(△7八竜)が悪手で、
佐々木七段の▲5五角という
藤井さんの指し手を彷彿とさせる
鮮やかな切替しにあった。
動画はこの局面から。
それでも AI の評価は
4-6 くらいだったが、
実戦的には粘りにくい形になり、
△2四歩で完全に差がつき、
佐々木さんが、間違えずに
藤井玉を討ち取った。
本当に、将棋は
逆転のゲームだ。
そして、ぎりぎりの終盤になるほど、
逆転のゲームだという
将棋の特徴が強く表れる。
相互の AI による研究で、
終盤付近まで互角の将棋が
増えているとすれば、
観る側としては、
こういう面白い将棋が
増えているとも言えるのか・・・
佐々木さんは、この一勝で
落ち着いただろうし、
藤井さんとの対戦成績も、
3勝3敗になったので、
棋聖戦の今後の進行が楽しみだ。
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