今回の災害で得られた教訓というか、
反省点を少しまとめておく。
1)津波想定の甘さ
福島原発について、多くの人々、各種機関が甘さを
指摘していたにもかかわらず東電+保安院は対策してこなかった。
東北電力の女川は無事だったのだから、
「想定外」という言い訳は全く通用しない。
想定外にしたという判断自体が
明らかに間違っていたということだ。
2)海水注入判断の遅れ
→ 水素爆発による環境高濃度汚染。
3)自衛隊出動判断の遅れ+出動後の運用の悪さ
4)屋内退避指示
→ ゴーストタウン化 → 自主避難
これが最大かつ最も避けられた人災だと思う
屋内退避は一時的なもの以外はやめたほうがよい
5)各種放射線モニタリング+情報公開、情報周知の立ち上げの遅れ、
情報提供手段の稚拙さ
→ 草の根データ解析の不活用 → 不要な被曝
CSVダウンロードでなぜ提供しないのか?
PDF を人手で入力してグラフ化しているのは馬鹿げている
6)原子力安全委員会、環境防災Nネット+SPEEDI の機能不全
→ 避難指示の不適切さ
今回の原子力安全委員会の機能不全は深刻だ
7)大規模避難、支援物資輸送の手際の悪さ
→ 避難所生活ストレス、避難中の死亡者
非常時のロジスティックスを誰がどうとりまとめるのか
普段からもっと検討しておく必要がある
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