7/3 に行われて、渡辺名人の挑戦を受けていた
藤井棋聖が勝ち、ストレート 3-0 での防衛を決めた。
お互いの研究がガチでぶつかり合うような将棋で、
最後は双方一分将棋になったが、
その中で、藤井さんがしっかり勝ち切った。
最後は、渡辺さんを相手に、
鮮やかな飛車捨ての光速の寄せ。
強すぎる・・・
これで、九段昇段も決めて、
タイトル防衛、九段昇段の
最年少記録も更新した。
一方、挑戦している王位戦では、
第1局を豊島王位に敗れている。
現在の三強が、
渡辺、豊島、藤井、であることに
あまり異論はないと思うが、
この3人の関係がまさに三すくみでおもしろい。
藤井さんは、渡辺さんに勝つ(8-1)が
豊島さんに勝てない(1-7)
豊島さんは、藤井さんに勝つが
渡辺さんに勝てない(14-21)
(昨年、名人を奪われた)
渡辺さんは、豊島さんに勝つが
藤井さんに勝てない
地力では、藤井さんが一歩抜けている
というのは衆目の一致するところで、
なぜ豊島さんに勝てないのかが
不思議と言われている。
やはり、この記事にあるように、
深層心理みたいなものが
働いているのだろうか。
この人には何度も負けている、と思うと、
自分の読みに自信がなくなり、
つい余計なことを考えて、悪手を指してしまう
ということがあるらしい。
特に、自分が有利なときに
相手が指してきた勝負手に
惑わされやすいとか。
羽生さんも、そういう形で相手を疑心暗鬼に陥れて、
数々の逆転劇を生んできたと言われているが、
現状の豊島さんは、藤井さんに対して、
そういう立場に立っている、唯一の人間
なのかもしれない。
そして、この後は、豊島さんとの王位戦の第2局、
さらに、叡王戦が続く。
棋聖戦があっさり防衛できたのは、
スケジュール的には良かったのだと思うが、
ここで、対豊島さんの成績を
巻き返せるかどうかが見ものだ。
初防衛おめでとうございます!
王位戦、叡王戦も楽しみにしています。
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