あと一歩のところで、4大タイトルを逃してきた。
めぐまれた体格、体力、運動能力、柔軟性、
どれを取っても不足はないはずなのに。
どちらが勝ってもおかしくない、というところで、
どちらがより「勝ちたい」と思っているかが差となる、という。
そして、彼女は、そこのところで、
欲が無いというか、相手にやさしいというか、母性的というか、
とにかく、越えられないものがあったのだ。
たぶん、そこに惹かれていた。
他の獰猛な女子テニスプレイヤーにはあまりない、
ちょっと不思議な感じ。
それでも、彼女は、無冠のまま女王に登りつめたのだった。
そして、登りつめた彼女を待っていたのは、
大きなトラブルだった。
恋人との別離、そして、手首の故障の悪化。
引退も噂されるほどだった。
しかし、彼女は甦った。
それはまさに「甦り」という言葉にふさわしい、
よくできたお話のような、見事な復活。
苦境が彼女に何を与えたのだろう?
彼女の何を育てたのだろう?
Kim Clijsters 全米オープン2005 優勝 おめでとう!!!
Sharapovaに浮気してごめん
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