新海誠監督へのインタビューを
放送していた。
テレビでは放映されなかった
部分も含めて
取材ノートとして Web に
掲載されている。
テレビ本編もあわせて、
かなり踏み込んだ内容になっていた。
特に、エンタメとは何か、
ということについて
「共感を生み出すこと」
という明快な回答をされていたのが
印象的だった。
自分ではない目で
現象を眺める、経験するという
体験を通じて、
自分以外の心に共感し、
心が動かされる。
それが感動や癒し、あるいは
社会全体の寛容性に
つながることもあれば、
心を傷つけることもある。
実際、番組の中では、
震災で妻を亡くした男性が
「どういうつもりで
この映画を作ったのか?」
と言っていた。
こういう映像を
直接ぶつけるのも
なかなかすごいが。
それに対して、
そうした暴力性も認めた上で
それでも物語を作っている
という覚悟が語られた。
誰の心も傷つけないような
作品は、誰の心にも届かない・・・
> とても勝手な気持ちではありますけど、
> 僕は自分が何かを見たり人と話したりするときは、
> 自分の心を動かしてほしいと思うし、
> そういうものを見たいと思うので、
> 自分のつくるものも誰かの心を動かすような、
> 力のあるものをつくりたいと思います。
そうかな、とも思うが
そうなのだろう。
個人的には
地震=ミミズの由来が、
村上春樹さんの
「神の子供たちはみな踊る」
だったことが確認できたのも
良かった。
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