久しぶりに視たが、
総合司会である内村さんの
「近年まれに見るカオスです」
という一言が象徴していたように、
全く訳の分からないカオスだった。
結局最後は、
ユーミンとサザンの偉大さが
よくわかったと、いう落ちなのだが、、
出演者の豪華さに比して、
全体の演出進行は、全く訳が分からない。
全体をプロデュースする人がいないせいなのか、
それとも、わざとカオスにしているのか・・・
なにしろターゲットが全世代なので
やむを得ないのかもしれないとも思うが、
そうだとすれば、NHK の本質的な
宿痾ということになる。
たとえば、6時頃から始めて、
子供むけ、若者むけ、大人むけ
みたいにしてしまったほうが
いいのではないかなぁ・・・
それで「大人の部」には、中島みゆきさんや、、
平井堅さん、美輪明宏さん、なども揃えば、
「歌合戦」にふさわしい落ち着いた番組に
なるかもしれない。
「祝祭」も「音楽」も、
本質はカオスであり、今のカオス状態こそ、
年の終わりの祭りにふさわしい、
ということなのかもしれない、
とは思ったりもするが、
それにしてもちょっと・・・
* * *
それはさておき、
米津玄師さんの中継は、
徳島市の大塚国際美術館にある
システィーナ礼拝堂(のコピー)からだった。
12/31 を休館したり、
前日にリハーサルをしたりしたので
事前にネットには情報が流れていたようだが、
言われてみれば、曲の世界観に合う場所としては
ほぼ一択で、思いつかなかったのは不覚だ。
たくさんの灯を使った演出も
短時間で準備したものとしては印象的だった。
あの場所で歌える、ということが
今回の出場の決め手になったのではないかなぁ。
* * *
審査委員席には小平さんもいらっしゃったし、
個人的には大変楽しませていただいた、のだが、
あれだけの人とコストをかけながら
なんだかもったいないなぁ、というのが
全体としての印象になってしまうのは残念だ。
毎年、総合プロデューサーを外から招いて、
一定の制約はあるにせよ、
お任せするというのはどうなのだろう?
それはそれで人選が大変だろうけど。
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