2011年度順位戦～悲喜こもごも

年度末が近付き、将棋の順位戦もだいぶ煮詰まってきた。

Ａ級は羽生二冠の名人挑戦が決まったが、
残留争いは久保、高橋、丸山の三つ巴。
久保と高橋は自力で丸山は自分が勝って高橋負けのときのみ残留。
冷えぴた効果も虚しく、丸山さんの不調ぶりが目立つ。

Ｂ１は深浦のＡ級復帰（何度目だ？）と橋本の昇級が既に決まっている。
橋本が山崎や阿久津よりも先にＡ級になるのはちょっと意外。
残留のほうは藤井と鈴木が争っている。
藤井さんはもしかすると2期連続降級！・・・厳しい。
最近テレビで見ると中年太りだし、なんか悲哀を感じさせるなぁ・・・
41歳はまだ老けこむ歳ではないはずなので、
体のほうもシェイプアップして心機一転頑張ってほしいのだが・・・

Ｂ２は広瀬が順当に昇級。残り１枠は飯塚が自力。
こちらも50代棋士が軒並み降級点で、
実力の世界の厳しさを感じる。
昨年降級点だった森下さんはだいぶ挽回してきた。
勝ち越し確定なので点を消せるのは大きい。

Ｃ1は佐藤（天）が、これもまあ順当に昇級。
もう一人は稲葉が自力で、豊島さんは今期も難しそう。
Ｃ１は33人中2人なので突破がなかなか大変だ。
上から降りてきた土佐さんが
あっという間に降級点候補といのもまた厳しい・・・

そんな中では72歳の加藤先生の奮闘ぶりが目立っている。
Ｃ１は降級点２回、Ｃ２は３回までＯＫなので、
健康ならまだあと５年以上は順位戦に居られるということだ。
有吉先生が74歳くらいで引退だったはずだが、
それよりも先に行けるのはほぼ確実。
うな重パワーだ・・・

Ｃ２はまだ2回残して全勝が3名。
うーむ・・・ここもさらに激戦だ。
その後を菅井が追っている。
いずれも若手のトップクラスの争い。
フリークラスから上がった吉田さんはまあまあの健闘。
降級点のほうは、老若あわせて混とんとしている。
島本は31歳だが降級（フリークラス）候補だし、
阿部光瑠は参加したばかりでいきなり降級点候補。
瀬川さんも頑張らないとピンチだ・・・