朝日新聞に映画評が出ていて、
ちょっと気を惹かれたのが理由。
結婚に失敗して以来
ずっと深い男女関係を避けてきた
年老いたマッチョインテリ大学教授兼批評家が、
若い美人の女子学生に惚れる。
こう書くと身も蓋もないが、
実際まあ、昔風な話で、
その昔、みんなが憧れたという、
浅井慎平をマッチョにしたような
かっこつけ親父のカリカチュアか?
という感じもするくらい、
何が言いたいのかよくわからない映画だったのだが、
でも、妙にリアルな感じもあって、
同じ年頃の男としては、うらやましいというか、
けっこう身につまされる話ではあった。
画面もなかなかきれいで、
女優さんはとてもきれいだった。
音楽も、バッハやサティやペルトと、
定番アイテムを揃えていた。
いい映画か、と言われると
そうとは言えない。
どちらかというと、かっこつけすぎで
実はチープな失敗作っぽいが、
個人的には味わい深かった。
しかしあのラストはなぁ・・・
本当はあの後のほうが文学だと思うのだが、
ベタな難病ものになってしまうから
あそこで止めるのがいいのだろうか?
フィリップ・ロスの原作も
ちょっと読んでみたい。
図書館で探してみようと思う。
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