日々の寝言~Daily Nonsense~

奨励会三段リーグ編入試験の光と影

今泉健司さんと、秋山太郎さんが挑んでいる、
奨励会三段リーグ編入試験。

今日までに4局が行われて、
秋山さんは2勝2敗。残り4局を全勝が条件となり、かなり厳しいが、
今泉さんのほうは4戦全勝。合格まであと2勝となった。
残り4局中2勝すればよいのだから、かなり有望だ。

ところで、今泉さんの影で、
この編入試験のとばっちりを受けた?のが、
関西奨励会の吉田正和二段。

吉田二段は、1月20日の奨励会終了時点で7連勝。
三段昇段の条件の一つである8連勝まであと1勝に迫っていた。

その昇段の一番が、今泉さんとの一番に当たってしまったのだから、
なんとも不運というか、ひどい。
8連勝の次の条件は、12勝4敗。
それでもまだ希望はあったのだが、今日の奨励会で、
2連敗してしまい、また最初から。厳しい・・・

それにしても疑問なのは、どうして
編入試験を、通常の奨励会対局として扱うことにしたのか、だ。
編入試験を受ける人は、通常の奨励会員とは違うのだから、
昇段条件などにはカウントしない、というのが
常識的なの判断だと思うのだが・・・

今泉さんとの一戦の次は勝ったのだから、
編入試験は昇段などの条件には入れない、となっていれば、
8連勝で昇段だった、とも言える。

詳しい事情はわからないのだが、
表に出ている結果を見る限りでは、
一生にかかわりかねない判断なのだから、
もっと慎重に考えるべきだったように思う。
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