タンパク質立体構造予測でのブレークスルーについて
11/30 に発表している。
CASP という、隔年で開催されている
立体構造予測のコンペティションで、
2位以下に大差をつけて優勝したという。
Deep Learning のブームのきっかけとなった、
ImageNet の画像認識コンペティションの再来
とされている。
タンパク質の立体構造予測は、
タンパク質の性質や機能を理解するために重要なため、
長年にわたって研究されてきたが、
今回のブレークスルーは、その領域の研究を
大きく変える可能性があるという。
日本のマスコミでは、ITmedia が取り上げているくらいで、
ほとんど報道されていないが、科学的には非常に重要な
成果だと思う。
具体的には、創薬開発などを
大幅に加速することが期待される。
技術的な詳細については、まだあまり明らかにされていないが、
BERT などで培われた表現学習技術が、ここでも
有効性を発揮したようだ。
また詳しい情報が出てきたら、
何か書きたいと思う。
7/22 追記:
7/15 頃に、Nature 論文(事前公開版)とプログラムが公開された。
関係する研究者の間では、解明と追試の嵐になっているようだが、
おおむね、その高い精度が確認されているらしい。
たとえば ITmedia のこちらの記事。
あまりにも価値が高いので公開されないのではないか?
ということも言われていたが、
公開されたのは素晴らしいと思う。
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