日々の寝言~Daily Nonsense~

賠償枠組みの政府・民主党案を決定

ほとんど何も変わっていなようにも見えるが、
民主党内から異論、というのは何だったのだろう?

賠償の原資となるのは、
1)東電の毎年の利益
2)他の電力会社の負担金
国からの分はいちおう融資なので、一次的に肩代わりする分。
ということだ。

しかし、いくらリストラすると言っても、
今後、賠償以外にも、廃炉費用、溶けてしまった核燃料処理費用、
追加火力燃料代、福島の汚染水処理費用、各地の土壌汚染除去費用、等々
莫大な出費があるというのに、東電から利益なんて出るのだろうか?

というのが最大の疑問点。
ざっくり10兆円として、年 1,000億円返しても100年。
100年ローンだ。利息もつくのだろうし・・・

結局、何らかの形での電気料金引き上げは必須に見える。

というわけで、最終的に東電がどれくらい返せて、
国=国民の負担がどれくらいになりそうなのか、
さっぱりわからない。

新機構を作るというが、また
上前はねるだけの機構を作るの?
という感じもする。
それとも、ここが賠償請求への対応などもするのだろうか?

世界に遅れないための発電や送電技術の研究開発も
とてもできなくなりそうだ。

詳細をある程度詰めて、いくつかの案を比較する
くらいのことはやったのだろうか?
そうだとすれば、その過程を知りたい。

追記:
1)こういう意見もあった

2)朝日新聞の記事によると、
電気会社の負担は、東電が年間2000億円、
その他の会社全体が2000億円を想定しているらしい。

10年~20年で返すという感じ?

しかし・・・東電の経常利益は
平時でも2000億円程度だったのでは?
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