衆議院選挙の雑感。
驕る平家は久しからず、
ということで、
驕る自民党にお灸をすえる
という国民の意思が
数字に現れた結果だった。
自公は大幅な過半数割れだったが、
それでも、石破さんの首相指名は
自民党内から裏切りが出ない限りは
大丈夫そうだし、
公認されなくても当選した候補や
隠れ自民の無所属候補が合流すれば、
法案審議などもなんとかなる
かもしれないとのこと。
まぁ、変に野合した政権ができて、
混乱して何も決まらなくなるよりは、
良かったのかもしれない、
と思うと、絶妙なバランス感覚
と言えなくもないか。
しかし、公明党は、党首になった
ばかりの石井さんが落選。
重複比例に入っていなかったのは
ある意味潔いと思うが、
凋落傾向をはっきりと
示すことになってしまった。
やはり、党員や関係する人々の
高齢化の影響が大きいだろう。
立憲民主党、国民民主党、
れいわ新選組が躍進。
立憲民主党は小選挙区で勝ったが、
これは反自民の票が他に行き場がなく
集まっただけで、今回だけの風
と思うほうが良いだろう。
ただ、若い候補者が多かったように
思われるのは、希望を
感じさせることだ。
国民民主党は、比例代表の
リストの議員が足らず、
3議席損したらしいが、
国民民主党の比例得票のうち、
「民主党」で配分されたものが
どれくらいあったのかは
興味があるところ。
共産党は引き続き凋落に歯止めがかからず。
裏金問題も、裏金議員のいる支部への
資金配分問題も「赤旗」のスクープから
始まったらしいが、
それを得票につなげられなかったのは、
やはり「共産主義」という言葉の亡霊
なのではないか?
「資本主義」の行き詰まりは明らかだが、
「共産主義」「社会主義」はそれに先立って
一旦ほぼ破綻しているので、
今更、マルクスに戻れというのも、
柄谷さんのようにちゃんと考えれば
正しいのかもしれないが、
広く理解を得るのは厳しいだろう。
ずっと言い続けているが、
党名を変えたほうが良いと思う。
社民党は沖縄で
議席獲得して現状維持。
よく現状維持できたなぁと思う。
国会がどうなってゆくのか
引き続き、興味を持って見守りたい。
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