映画「ベイビー・ブローカー」を
配信で観た。
是枝裕和監督が、韓国で作った作品で、
主演のソン・カンホさんが
カンヌ映画祭の主演男優賞を獲った。
捨てられた赤ん坊を
赤ん坊が欲しい人に売る
ベイビー・ブローカー、
赤ん坊を捨てた母親、
過去に捨てられた子供、
そして、ブローカーを追う刑事、
の心の交流がとても美しく描かれている。
IU こと イ・ジウンさんが
赤ん坊を捨てた母親役で
出演しているので、
観なくてはと思いつつ、
ちょっと暗くて地味そうな映画なので
後回しにしてしまっていた。
実際、暗くて地味な映画だったが、
捨てられたものたちの恢復を描く
心に沁みる名作だった。
ベイビー・ブローカーの2人も、
母親も、そして、刑事さんも、
みんな誰かに「捨てられた人」
なのだ。
もっと早く観ればよかった。
音楽を担当しているのは、
韓国の音楽家の
Jung Jaeil(チョン・ジェイル)
さん。
同じく、ソン・カンホさんが主演して
カンヌでパルムドールを獲った
「パラサイト」の音楽も担当している。
坂本龍一さんの音楽のような
(実際、交流もあったようだ)、
少ない音で訥々と奏でられる音楽が、
これも地味だが、
静謐で祈りに満ちていて、
またとても心に沁みる。
Forgiven
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