なんだかわからないが、
とにかく景気浮揚ということで
つぎ込んだ借金が
自治体財政に重くのしかかっているらしい。
自治体の借金残高200兆円とか。
なんでそんな借金ができたのか
疑問だったのだが、
自治体にお金を貸すための
国営の専用銀行があったのだ。
自治体は破綻しない、という前提で、
下水道整備費のような
国策に沿った融資については、
無審査で貸していたらしい。
うーむ・・・
まあ、絶対に破綻しないなら、
たくさん貸すほど金利収入が増えるから、
ある意味合理的ではあるが、
自分の足を食ってるタコみたいな話だなぁ・・・
局所的には合理的でも、
全体としては持続不可能なシステム。
合成の誤謬の一種?
そして、誰もいない田んぼの真ん中に
使われない下水道が引かれた。
甘い見通しの下の、否、
見通しなんて全く無い状態での
回収される宛ての無い投資。
とりあえず、今をしのぐために
金を借りて、金をつかえ!
そうやって得られた景気対策の金は
まず、そこそこ豊かな人のところへ行き、
今、借金返済のための金は、
補助金カットなどの形で、
まず、貧乏な人のところから奪われる。
なぜか、ふと、
宮沢賢治のことを思い出した。
社会は、その構成員全員の
幸せのためにある。
すべての人が幸せになるまで、
自分の幸せはありえない。
そんな理想を信じる人が
普通に居た時代はいつのことだったろう・・・
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