三菱製で7年目に入るところだった。
5年間保障をつけていたのだが、それも切れているので
まあ寿命なのだろう。
以前に使っていたものは10年以上持ったのだが、
最近の家電製品は寿命が短い。
技術の進歩が早いから、しかたない部分もあるが。
ということで、買い替えを考えて、少し調べた。
といってもほとんどWikipedia頼り。
メジャーなメーカーは既に撤退してしまっていて、
現在は、ダイニチ、コロナ、トヨトミ、アラジン、
くらいしか選択肢が無いようだ。
シェアは、ダイニチが1位で、50%超と言っている。
コロナと2社で90%とか。
ダイニチ、コロナ、トヨトミは、
それぞれ燃焼方式が違う。
3種類がみんな生き残っているのが面白い。
ダイニチ:ブンゼン式
電気ヒーターの気化器で気化して燃やす。
長所:着火時間が短い 公称40秒。
構造が比較的簡単で値段が安い。
3年間保障つき。
短所:カーボンが溜まるので定期的にメンテが必要。
劣化した灯油に弱く、気化器が壊れる。
燃焼時消費電力が多い (100W程度)
コロナとの差は1日4時間として月500円程度
燃焼時の匂いが少し強い。
コロナ:ポンプ噴霧式(三菱などと同じ)
灯油と空気を混ぜて燃やす。
長所:燃焼時消費電力が少ない(20W程度)
燃焼時の匂いが少ない。
短所:着火時間が長い 公称2分30秒。
点火時、消火時の匂いが少し強い。
構造が少し複雑で壊れやすい。相対的に高い。
E4エラー多発、2年目の故障が多いという噂がある。
ただし、2003,2004年あたりのモデルに集中している感じもする。
トヨトミ:ポット式
ポットに灯油をたらして自然蒸発させて燃やす。
長所:構造が簡単で故障しにくい。
燃焼時消費電力が少ない(火力によらず?20W程度)。
構造が簡単で劣化した灯油に強い。
年を越した灯油も使えると言っている。
短所:吸気不足の際の不完全燃焼によるCO中毒事故があり、
リコールした(但し、かなり古いモデルらしい)。
燃焼時の匂いが強い。
国民生活センターの調査によると、
COなどの発生はコロナが他の2倍くらい多い。
匂い物質の発生はトヨトミがダントツ。
全体的には一長一短で、決めにくい。
言い換えれば、どれも欠点がある、ということだ。
消費電力のことさえ気にしなければ、ダイニチが優位で、
だからシェアが伸びているのだろう。
過去の重大事故の一覧はこちら。
結構事故が起きています。
ただ、ほとんどは使用者のミス。
ガソリンを間違って入れたというのが一番多そう。
あとは、燃焼中に灯油を入れようとして失敗、
洗濯物を干していて燃えた、など。
どちらにしても、灯油が高いので、
もはや滅び行く種族か・・・
ファンヒータの燃費は、12畳までくらいのモデルだと、
大火力時が0.35L/h、小火力時は0.07L/hくらい。
灯油が1リットル100円近くになっているので、
12畳の部屋で0.2L/hくらい使うとしても1時間あたり20円弱になってしまう。
一方、このページによると、エアコンの暖房時電気代も、
12畳くらいで20円弱(2005年のデータ)。
空気も汚れないし、
今年はエアコンで暖房しようかな。
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