米津玄師さんのインタビュー記事
昨年8月に、米津さんが
アルバム「LOST CORNER」を
リリースしたときのものだ。
この中に、アルバムのタイトルの由来として、
> カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」
> という小説がとても好きで、
> その中でもロストコーナーにまつわる
> 描写がとても好きなんです。
という発言がある。
なるほど、そうだったのか・・・
> 失くしたものは、今はなくなっているかもしれないけど
> 「大丈夫、あそこに行けばきっとあるはずだから」
> という、そういう精神的な支えになっていく。
これは大事なことなのかもしれない。
そのことが、
>「何かを得よう、何かを得よう」と躍起になるのではなくて、
> 失っていくことを肯定していこう、と。
> 容認という意味での自虐にしたかったというのがあります。
> そこにあるのは、恐れでもなければ、あ
> る種の優しさとか気遣いでもなく、
> ただカラッとした明るさ。
> 誰か、何かを愛するときには、その向こう側にある
> 死というものを見つめなければならない。
ということにもつながる。
> 恐ろしさとかわいさみたいなものを書きたくて、
> どうしたらそういうふうにできるかなと
> 思ったときに“信頼できない語り手”
> として曲を書いていこうと。
これも、カズオ・イシグロへの
オマージュだ。
> 自分にとって大事なのは
> 何なんだろう?と考えてみたところ、
> それは“奪われない領域を持つこと”だっていう。
> どれだけ悪意にさらされたとしても
> 絶対に奪われない領域をどこかに確保しておく。
もしそれが LOST CORNER
だとしたら、
あらかじめ失われている
からこそ絶対に奪われない領域・・・
イシグロさんの
新作も読みたいなぁ・・・
「クララとお日さま」は
2021年の出版なので、
まだもうちょっとかなぁ。
そういえば、
「クララとお日さま」の
映画化の話は
結局ぽしゃったのだろうか?
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