後編【成田悠輔×羽生善治】/祝・羽生さんが日本将棋連盟会長に就任!役員に立候補した本当の理由とは?/with対談連載「成田悠輔の愛すべき非生産性の世界」
YouTube のお薦めから。
羽生さんと成田さんの対談。
前編は、羽生さんの提題を
成田さんが回収する
という感じで話が進む。
羽生さんが成田さんに
言い負けないのがさすがだし、
成田さんが珍しく
まじめに考えているように
見えるのも面白い。
しかし、羽生さんの意図とのずれ
(確率的なルールの世界での AI)や、
事実誤認(OpenAI の現在の状況)もある。
特に、OpenAI の現状についての
成田さんの発言は不正確で
ミスリーディングだと思う。
CEO のサム・アルトマン氏がいろいろな
インタビューで語っているが、
NPO が営利企業をもっているのではなく、
株主への利益還元に上限をつけるという
新しい企業形態を創り出している。
また、そうした理由は、
経営が自転車操業になったため、というよりは、
大規模言語モデルのような莫大な金のかかる
(人も計算機使用料も)野心的な
研究開発を持続的に実行するための手段
としてそうするよりなかった、
ということだと思う。
後編は、逆に、
成田さんが羽生さんに
質問を投げかける形で進む。
最初のほうの、棋士の間での
妬みや嫉妬についての質問
に対する羽生さんの回答は見事だ。
白黒がはっきりつく世界で
恨みを感じるとしたら、
神様に対してだろう。
「どうぶつしょうぎ」が
完全解析されているというのも
知らなかった。
東大の研究室の方で、
こちらのページから
資料などを見ることができる。
結論は後手必勝であるというが、
双方最善を尽くした場合に
勝つまでの手数は 78手!
思いのほか複雑だ。
ちなみに、私は、
どうぶつしょうぎの駒の
セットを持っている
(なんの自慢?)。
後半、会長選挙出馬の理由について
直撃インタビューしてくれているのはありがたい。
(突っ込みは足りないが)
来年、将棋連盟は
100周年を迎えるということだ。
羽生会長、藤井名人の
100周年記念の署名免状が
欲しいという人は
無数にいるだろう。
最新の画像もっと見る
最近の「PC、IT、AI」カテゴリーもっと見る
Seminar with Professor Geoffrey Hinton, at the Royal Swedish Academy of Engineering Sciences (IVA)
Google DeepMind のハサビス博士らが 2024年のノーベル化学賞を受賞!
2024年ノーベル物理学賞選考委員会をめぐる妄想:たぶんこうだったんじゃないか劇場
ホップフィールド教授とヒントン教授が 2024年のノーベル物理学賞を受賞!
注目AIニュース20選~ChatGPTの新会話モード、Llama3.2、NotebookLMのアップデート、NotionAI進化、Copilot Wave2
キャラクター召喚装置「Gatebox」カップヌードルオリジナル ずんだもんver.
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事