堂門さん、ありがとうございます。
確かに、いきなり
「ここにいるみなさん、ダメ教師です」と
言い放ったときは、何だこの傲慢な人は?と思ったのですが、
でもまあ、あの状況であそこまで断言できるというのは、
自分にはとてもできないことなので、
ある意味すごいなぁ、と感心したのでした。
それはともかく、あの言葉は、
再生委員会の委員である自分に返ってくる、
ということをわかって言っているのだ、
と思います(願望)。
番組でも、先生の1人が言っていましたが、
教師がダメ、今の学校がダメ、として、
そういう状況を作ってしまった責任はどこにあるのか?
といえば、その大半は、
校長先生などの管理職、教育委員会、
文部科学省、そして、教育関連の審議会のメンバー、
最終的には総理大臣、にあるわけです。
「生徒と向き合い、授業を成立させること」、
が教師の責任であるとしたら、
教師がその責任を果たせるような環境を整備する
責任は上部組織にあります。
たとえば、高校の必修未履修問題がありましたが、
教育委員会にも、みんな辞めてもよい、
くらいの責任があると思います。
だって、そういうことが起こらないようにするのが
教育委員会の責任のひとつなのではないの?
教育がすでに死んでいて、その直接の原因が
先生がダメなこと、にあるとしても、
ほとんどの先生がダメになったことの責任は、
個々の先生は無いと思います。
生産性の悪い環境で、泥の中で泳ぐように働いていたら、
ダメにならないほうがおかしいですから。
そして、ほとんどの先生をダメにしてしまった、
としたら、それは、膨大な人的資源の浪費です。
そういう反省を込めての言葉であった、と思いたい。
というわけで、現状をしっかり認めて、
それをどうやって改善してゆくのか。
教育再生委員会には、今度こそ、
本当に役立って欲しい・・んですけど・・・
「経営者」の大きな役割のひとつは、
目的と責任分担の明確化、だと思います。
全体目的を明確に設定し、それを適切に
ブレークダウンして、それぞれのレベルに割り振る。
そうすることで、責任の押し付け合いをなくして、
みんなで団結して共通の目的に向かって動けるようにする。
そういう意味での経営者の手腕に期待しています。
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