核家族化と人口減少で、
継ぐ人がいないお墓が増えているという。
そのために、墓仕舞いをして、
納骨ビルや合同のお墓に改葬したりすることも
増えているという。
長男が墓を継ぐという
今のスタイルができたのは、
明治~大正にかけてらしい。
そんなに歴史があるものではない。
そして、そのスタイルが
時代の状況にあわなくなってきていて、
今は変革の時期なのだという。
うちも、跡継ぎはいるものの
数が少ないので、他人事ではない。
自分自身としては、死後の世界は信じていないので、
どうでもいい、という気持ちもあるが、
その一方で、やはり自分の遺骨が誰にもお参りして
もらえないというのは悲しいようにも思う。
後者は、死後の世界云々ではなく、
自分の存在の記憶が希薄化すること、
忘れられてゆくことの寂しさなのだろう。
しかたのないこととはいえ、
寂しいものだ。
番組で紹介されていた
スウェーデンの「森の墓地」は
とても良い方法のように思えた。
25年間お墓に入り、その後は
森に散骨されるらしい。
ストックホルムには何度か行ったことがあるが、
ここのことは知らなかった。
日本だと33年だろうか?
日本だと海や川に還るというのもあるかもしれない。
海を見下ろす高台に墓地があり、
33年経つと海に還る、というのは悪くないような。
でも海は広すぎるかなぁ・・・
やっぱり森のほうがいいかもしれない。
仏教の檀家制度との関係があるので、
なかなか難しい面があると思うが、
共同墓地的なものは、NPO 活動も含めて
徐々に増えてはいるらしい。
日本エンディングセンター、というところの
桜の墓地が紹介されていた。
町田や高槻にあるらしい。
桜の咲く季節に合同のお参り会
のようなものをするとか。
公共墓地にもそうした樹木葬を
取り入れるところが出てきている。
檀家制度を廃止したお寺もあるそうだ。
確かに、人口が減る中で、
地域にだけ頼っていてはじり貧なので、
お寺も生き残りの時代ではあるのだろう。
年金と同じ構造なのだ。
大変な時代だなぁ・・・
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