日々の寝言~Daily Nonsense~

めぐりあう時間たち

「めぐりあう時間たち」を借りて見た。

イギリスの女性作家ヴァージニア・ウルフを軸として、
時代と場所の異なる3人の女性をめぐる生と死の連鎖を描いている。

映画としての完成度は素晴らしく高く、
地味で暗いが、かっこいい映画だ。
俳優の演技はみな素晴らしく(ニッコール・キッドマンがオスカー受賞)、
映像もきっちりと美しく、音楽(フィリップ・グラス)もよくできている。
最初がすべてを暗示し、最後にそこに戻って終わる、という構成も
とても好みだ。三つの時代を巧みに切り替える脚本も素晴らしい。

言葉での説明を抑えて、何を言いたいのか、が、
わざと?ぼかしてあるので、その分映像が印象に残り、
観おわったあとに、いろいろ考えさせられる。

「海を飛ぶ夢」とちょっと似ている部分があるかも。
「ダロウェイ夫人」を読んでから、もう一度見てみたい。
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