マット・デイモン主演の
恋愛+ちょっとアクション+ちょっとサスペンス。
原題は The Adjustment Beauro(運命調整局)で
原作は Philip K. Dick。
それぞれの人間の運命は
運命調整局の局長によって描かれている。
そこからはずれて生きようとする人を
はずれないように調整するのが
運命調整局員の仕事。
調整は、ちょっとした物事の不調、
などによって行われる。
たとえば、たまたま電話が通じない、とか、
たまたま電車が遅れたとか、
たまたまコーヒーを服にこぼした、とか。
それによって、その人にとって重要なイベントの発生を、
他の人にはあまり影響を与えないように修正する。
微小修正が効かないレベルになると、
「リセット」と称して、記憶を消したり、
書き換えたりすることも・・・
もちろん、神様と天使についての喩え話だが、
ディックらしい雰囲気が出ている。
そして、映画の主人公は、
定められた運命に逆らって愛し合おうとする二人。
男性のほうは若き政治家で、マット・デイモン。
女性のほうは若きダンサーで、エミリー・ブラント。
どうしても惹かれあってしまう二人を、
調整局員が必死に引き裂こうとするのだが・・・
結末は見てのお楽しみ、だが、
ディックにしてはひねりはなかった、かな。
(原作どおりなのかどうかはわからない。)
寓話としての深みはあまり無く、
「天使もの」としては、
「ベルリン・天使の詩」や、そのリメイクの
「シティ・オブ・エンジェル」にはっきり負けていると思うが、
エミリー・ブラントはかなりいい感じだった。
日本の公式サイトはこちら。
日本では?マット・デイモンファンのための映画
という位置付けのようだが、
「アジャストメント」という題名は、
あまりにも工夫が無かった感じがする・・・
まだ「運命調整局」のほうがよかったのでは?
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