Dvořák: 9. Sinfonie (»Aus der Neuen Welt«) ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada

Dvořák: 9. Sinfonie (»Aus der Neuen Welt«) ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada


YouTube のお薦めから。

ドヴォルザークの９番の交響曲「新世界から」
フランクフルト放送交響楽団の演奏で、
指揮しているのは、コロンビア出身の指揮者
Andrés Orozco-Estrada さん。

まず、指揮している姿が実に楽しそうで、
演奏している人たちも楽しそう。

そして、生み出される音楽は、
とても丁寧できめ細かい。
特に、フレーズのつなぎのところがとても丁寧。
Largo の中の低音弦楽器が、
人の声のように聴こえて驚いた。

これまで、ドヴォルザークの９番は（も？）、
セルとチェリビダッケが圧倒的な
ツートップだったのだが、
その一角を占めるレベルだ。

指揮者のエストラーダさんは、
2015年の CD の説明によると、
> 今最も勢いのある若手指揮者の一人、
なのだそうだ。

ウィーンで指揮の勉強をしたということだが、
すべての楽器の音を大切にして、
ソロの楽器にはしっかり歌わせて、
しかも、全体の響きを美しく作っている。

テンポに関しては、速いところと
ゆっくりにするところと、メリハリを
しっかりつけていて、標準的だと思うが、
盛り上げるために急ぎ過ぎるということがなく、
節度があるという印象。

Dvořák: 8. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada


この８番（ドヴォルザークの「田園」）
も冒頭から音楽が生き生きとして、
踊りだしてくなるくらい素敵だ。

他にもいろいろ動画があるようなので
聴いてみたい。

追記：
2015年に出た、五嶋龍さんの
チャイコフスキーの協奏曲の録音の
伴奏もしていた。