奥出雲の玉峰山荘で行われた。
振り駒で先手となった羽生棋聖の
▲7六歩に対して深浦王位が△8四歩と応じて、
角換わり先後同型へと進んだ。
一時期、渡辺竜王が後手有利と宣言していたが、
羽生、佐藤に撃破されて最近では封印しているという
指定局面を、後手の深浦王位が選択。
当然、深い研究があると思われるが、
羽生棋聖は、いつものようにそれを
あっさりと受けて立つ。
結果は、深浦王位の新手が不発に終わり、
羽生棋聖の勝ち。
一気に終盤に雪崩れ込んだが、
どこが敗因か全くわからない将棋で、
羽生名人の一日制での強さが光る一局だった。
恒例となった梅田望夫さんの解説に加えて、
チャットでの解説、Ustream での大盤解説中継と
盛りだくさんだったようだが、
お仕事で日中は見られなかったのが残念。
梅田さんの解説は、戦いが始まる前の
2つが素晴らしかったが、始まった後は、
戦いのスピードについていけてない感じだった。
プロ棋士でも難解なのだから、
どうしようもないところだが、
リアルタイム解説の限界かもしれない。
それにしても、今年度の羽生名人の
なんと強いことか。
これで9連勝中で11勝1敗。
勝率9割を超えている。
羽生ファンにとっては
なんとも至福の日々だ
次は広瀬五段と王位戦の挑戦者決定戦。
公式戦初手合いでなかなかの難敵だが、
羽生さんがそれに勝って、
深浦さんが王座戦の挑戦者になると、
5+7+5の17番勝負になるという。
うーむ・・・
今のところ、深浦さんにしては珍しく、
一日制タイトル戦での羽生さんの強さを
意識している様子が伺え、
それが却って災いしているようだが、
たくさん戦っているうちに
深浦さんがまた進化してしまいそうなのが、
羽生ファンとしては怖い。
羽生さんにとっては、それは望むところ、
なのだろうが・・・
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