次々と発表されている。
医学・生理学賞は、
触覚や温覚、痛覚のセンサの
基盤となるメカニズム。
mRNA ワクチンなのかと思っていたが、
選考していた時期を考えると、
来年、ということだろうか。
北欧で、モデルナのワクチンと
心筋炎との関係が問題になっているのも
影響したのだろうか?
個人的には、AlphaFold も
いつかノーベル賞を取って欲しいが、
タンパク質の立体構造予測は
化学賞になるのだろうか?
物理学賞は、気候変動と複雑系?
2つのテーマが受賞したような印象だ。
賞金も、1:1:2 という噂だ。
化学賞は、不斉有機触媒。
触媒化学は、2001年の不斉合成(野依さんを含む)、
2010年のパラジウム触媒と、
定期的に受賞している印象だ。
* * *
物理学賞は3名受賞したのに、
ほとんどのメディアが、プリンストンの
眞鍋淑郎さんのことしか報道していないのは
なんだか気持ちが悪かった。
また、真鍋さんの受賞についての番組で、
コメンテーターの方が、
1960年代から気候変動の研究をしていたことについて、
「先見の明がある」とか「慧眼」と言っていたが、
そうじゃないだろう、と思う。
眞鍋さん自身もおっしゃっているように
気候現象に対する旺盛な「好奇心」があっただけで、
むしろ、このテーマは社会的に重要になるだろう、とか
産業に役立つだろう、といった
変な「先見の明」や「慧眼」など無かったのが
良かったのだと思うのだが。
眞鍋さんが、日本に帰らない理由として、
「日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている」
(だから、自由にのびのびと自分のやりたいことがしにくい)
といったことを話されていたそうだ。
まぁ、そうだよなぁ。
そうした中でもノーベル賞の受賞者が
生まれているのは、面白いところだが、
受賞者には、真鍋さんのように、海外で研究していた人も多い。
日本だけで研究していた人はどのくらいいるのだろうか?
最新の画像もっと見る
最近の「雑感」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事