Boston Dynamics が開発している
人間型二足歩行ロボット Atlas の新しいデモ動画が発表されていた。
ITmedia の記事によると、
高い運動性能は、これまでとあまり変わらないが、
今回は、自律性がより高まっているということらしい。
すなわち、環境中の障害物などを認識して
それに合わせて動作を調整する能力が
高まっているということだ。
Boston Dynamics は MIT の研究の
スピンオフとして設立され、
Google の親会社である Alphabet が買収したが、
その後、同じく Alphabet に買収されていた
日本発のスタートアップ SCHAFT とあわせて、
ソフトバンクが買収していた。
Pepper などとのコラボが期待されたのだが、
昨年の 12月に、ソフトバンクはその株式の 80% を
韓国のヒュンダイ自動車に売却することを発表、
今年の 6月までに完了したらしい。
結局、デモ動画は撮れても、
何が起こるかわからない実際の現場で
状況を判断して動けるようになるには、
まだまだ技術が足りない、ということなのだろうか。
さらに遡って、HONDA が安定した二足歩行を実現する
人間型ロボット P2 を発表して世界を驚かせたのは 1996年だった。
あの当時、大きな話題になったのだが、
その成果を引き継いだ ASIMO の開発は
2018年6月に終了してしまっている。
優れた技術であっても、それが世の中に出てゆくには、
周辺を含めた持続可能なマネタイズのビジネスモデル、
ビジネスサイクルが必要で、ニーズや、各種のコスト
に依存する部分が非常に大きい。
しかし、今、なんと、
Tesla が 2022年までに人間型ロボットを開発する
という計画を発表したという。
これまで多くのトライアルが行われて
成功事例が生まれていない中で、
いったいどういう形のビジネスになるのか想像できないのだが、
イーロン・マスクがやる、となると、
今度こそ商用化されるかもしれない、と思わせられる。
ちょっと楽しみだ。
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