財源問題が議論されている。
小沢さんの「財源はまあある」の根拠は
地方自治体への補助金の一括交付金化
国有財産の証券化
ということらしい。
両者の議論は食い違っているようだが、
実際のところどうなのか?
池上さん、説明お願いします。
議論を聞いていると、
小沢さんの基本原理は、
中央官僚支配脱却=政治主導=地方分権
ということで一本筋が通っているようだ。
中央官僚の権限を、
上=政治家の下=地方に大幅委譲する。
政治家のリーダーシップ(大きな方向性)と
現場の柔軟な判断を増やす。
変化への迅速な対応が必要な現在、
国の組織管理の大枠という意味では文句はない。
上と下がその任に耐えられるということが条件だが。
これに対して、菅さんは立ち位置は
いまひとつわかりにくい。
オポチュニスティックな感じ。
強いて言えば、財政健全化なのだろうが、
それは国のグランドデザインではない。
対症療法的ではない財政健全化のために、
新しい日本のグランドデザインをどうするのか、
が見えてこない。
鳩山さんとは違うのだが、でも、
筋が見えないという意味では
似ているのかもしれない、と感じた。
小沢さんは本気のようなので、
病気になったりしなければ、
たぶん勝ちそうだ。
その場合の懸念は、
ある種の独裁制に近い状況にならないか、
ということだ。
筋が通っているということは、
逆に言えば、他の人の意見を聴く耳をもたない、
ということにつながる。
そもそも、小沢さんに対等に意見を言える人は、
今の政治家には居ない。
地元の支持者は別だが、
政治家以外の人たちと、
それほどつきあいがあるようにも思えない。
経済の仕組みなども詳しくなさそうだし、
着眼大局はいいとしても、
着手小局の部分にはかなり不安がある。
結局、どちらもいまひとつ・・・
総理大臣は国会議員でないと
いけないのだろうか?
いっそのこと、民間から起用するほうが
いいのではないか?
と思ったが、憲法で国会議員の中から
国会が指名するということになっている。
そういう意味では、
この前の衆議院議員選挙は惜しかったなぁ。
自民党は、タレント候補などではなくて、
民間財界から、実績があり、国民に人気の高い
リタイアした経営者を候補に立てて、
時期総理として対抗すればよかったのに・・・
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