先手番の森内名人が中盤の
積極的な仕掛けから優位に立ち、
微差の優位を守りきって勝った。
棋理に明るく、手厚い、名人の持ち味がよく出た、
会心の一局と言えるだろう。
100年に1度、いや50年に1度の大逆転、
と言われた第3局と同じ、相懸りの戦型を選択。
この戦型がこのシリーズのテーマらしいが、
それにしても、さすがの鈍感力だ。
それにつきあう羽生二冠もまた、
たいしたものだが、さすがに
自分のほうから途中で手を変えた。
名人の仕掛けに対して堂々の対応で向かったが、
結果的にはそれが敗着?という、
両者に大きな疑問手の無い、
美しい将棋だったと思う。
やはり、相懸りは、正確に指すと
後手番が勝ちにくいということなのかも。
これで森内さんも気持ちが
ひとつ吹っ切れたのではないかと思う。
次局の作戦選択が注目されるが、
羽生ファンとしては、思い残すことなく、
よい勝負を戦って、そして、
羽生19世の誕生を祝ってほしい^^;
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