加藤周一さんの映画の中で、 学生に対して講演している加藤さんが、 「この国で自由なのは、 学生と老人だから、 一緒に手を組みましょう」 と言っていた。 しかし、これは本当だろうか? 「どらく」で仲代達矢さんが書いているように、 老人が自由なのはそうだと思う。 しかし、学生については、 就職への不安、結婚への不安等、 将来への不安が山積していて、 とても自由を謳歌するような状態ではないと思う。 悲しいことだ。