プチ越後屋の怖さ

タクシー接待の件に限らず、
懇意にしている業者が、
ちょっとしたサービスを申し出ることは、
ありがちなことだ。

業者にしてみれば、
なんとか受注を続けたいから
サービスしてしまうわけで、
合理的な行為ではある。

そういうプチ越後屋の誘惑を
退けるのはなかなか大変なことだ。

一回にすれば、一人あたりは小額だから、
まあいいか、と甘んじていると、
積もり積もって今回のようなことになる。

最近は、昔のように
おおっぴらの接待は減ったのだろうが、
こういうプチ接待はまだまだ
残っているのだろう。

役人も誘惑は多いし、
天下りも禁止で生涯賃金は大幅減しそうだし、
難しい仕事が増えて叩かれるし、
ということで、とても大変ではあるが、
ここはなんとか意識を変えて、
清廉潔白で行って欲しいところ。

そのためにも、なにか、
代わりとなるポジティブなインセンティブがないと、
役人になろうという人が減って、
どんどん劣化が進むような気もする・・・